ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

万愚節…新元号は「令和」!

2019年04月01日 | 俳句

 今日も何と寒いこと…4月1日は「四月馬鹿」「エイプリルフール」、俳句では「万愚節」と言います。

   噂にも立派な尾鰭万愚節     西川五郎

 歳時記に懐かしい五郎先生の名を見つけました。私の敬愛する西川織子先生のご主人様。お二人揃っての馬醉木同人で、五郎先生はお亡くなりになってもう何年になるでしょうか。今でもあの寡黙で温和な…そう布袋様のようなお顔が浮かびます。

 忘れもしません。五郎先生が倒れられる直前、蓼科の別荘に招かれて三日ほど一緒に過ごしました。色々なところを案内して下さり…霧ヶ峰高原、万治の石仏…、そうそう五郎先生がいつもゴルフをされるという蓼科高原カントリークラブで食事をして、その八ヶ岳がくっきりと澄んだ青空に聳えていた景色が今でも目に焼き付いています。自慢の手打ち蕎麦屋に連れて行っていただき…あんなに美味しい蕎麦は…いや〝蕎麦掻き〟は初めて食べました。

   岳は八つ勢揃ひして今朝の秋

   山雨急入れば夏炉の炸けけり

 二句とも私の句集『甘雨』に所収したものです。後句は、小津安二郎監督が蓼科の別荘として使用していた茅葺の建物を移築してできた記念館〝無藝荘〟の見学時、俳句を募集していたので投句して入選したもの。白樺の木板に入選句が書かれしばらく展示された後、それを記念に頂きました。

 何もかも思い出になってしまいました。私と友人のMさんが訪ねていった後すぐに倒れられたので、あの時無理をしてご案内して下さったのが原因のようで、申し訳なくて本当に辛かったのを思い出します。二,三年?闘病の末お亡くなりになって、その間一度お見舞いに伺ってお顔を拝見しましたが…、今でも思いは語り尽くせません。

 そんなことより、皆さんの今日一番の関心は新年号でしょうが…。「令和」とPCで変換してもまだすぐには出ません。明治、大正、昭和、平成とは一発で出ますのに。覚えるまで時間が掛かりそう。PCなど機械や子供たちは早いんでしょうがね~。

 ついこの前までは〝平成生れが…〟なんて言っていましたが、すぐに〝令和生れが活躍…〟という時代になるんでしょう。それまで元気でいられるかしら?孫でもいればですが、草田男の〈降る雪や明治は遠くなりにけり〉が〈降る雪や昭和は遠くなりにけり〉と実感しますよ。明治生れの草田男が昭和6年に詠んだ句ですが、草田男はまだ31歳の頃だとか。やはり短くても大正という時代を挟んでの感懐でしょうから、平成を挟んでの昭和生れには今後新しい年号が進むにつれて、草田男の気持ちがより一層分かるようになることでしょうね。

 30日、31日は、〝あしかび会〟の学習会で近江八幡へ行っていました。昨夜遅く帰ってすぐに寝たものの、疲れが取れず延々と…そう、まさに〝泥の如く〟寝ていました。なんせ前日は2,3時間しか寝ていませんものね。だから午後2時からの着付教室の修了試験(実技とペーパーテスト)、それも上級ですので殆ど記述式ですから覚えていかないといけないのに…。頭では勉強しなくてはと思いながら起き上がれませんでした。どうにかクリアーし、夕食はにぎり寿司を買ってきていましたのでまた寝てしまいました。いくら寝ても眠れるのが不思議!やっとスッキリ目が覚めましたので、まず3日空けてしまったブログを書いています。これが済んだら明日の俳句教室の準備をして…また寝ます。エッ、ヘ、ヘ…

 だから、近江八幡の話はまた明日にでも。写真は、我家の花たちです。見てやって下さ~い!

①ハナニラ ②ヒマラヤユキノシタ ③ユキヤナギ ④ムスカリ ⑤⑥ヒュウガミズキ ⑦ヒゴツバキ ⑧ハクモクレン ⑨ツルニチニチソウ ⑩スノードロップ

 

 

コメント (2)
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