ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝天狗四手〟(てんぐしで)

2017年08月06日 | 俳句

 昨日は、山口は37度を超していたとか…私は、北広島町の〝天狗四手〟の吟行会でした。暑いのは一緒かも…でも出掛けると神経が他の方に働いて、それほど〝暑さ〟が気にならなくなるようです。

 10時広島の新幹線口集合。駅に降りてからびっくりしました。いつもと様子が違うんです…エエッ!どうなってるの? と思いながら出ると、仲間が待っていてくれましたので、迷わずにバスまで行くことができましたが。そう言えば、この新幹線側の出口は久し振りなんです。以前は何度も来ていましたので、迷うことはなかったのです…最近でも年に2,3度は広島に来るのですが、いつも在来線側の正面出入口でしたので、このように変っていたのを知らなかったのです。

 予定通り10時に出発。一路高速道(広島高速~中国自動車道~浜田道)を40分ほど走って、大朝ICで下り、そこから15分ぐらい走ると〝天狗の里〟です。そこの熊城山の東斜面、標高約650mぐらいに〝天狗四手〟の群落がありますので、〝天狗の森〟と呼ばれています。〝天狗の水〟という霊水(?)か名水(?)もありましたので、飲んでみましたが冷たくて美味しかったですよ。「木に登ると天狗に投げられる」とか「木を傷つければ天狗のたたりがある」など、天狗にまつわる逸話が多く残っていて、また、曲がった枝は天狗が寝泊まりするために作ったものとも言われているので、この木などはそのように見えませんか、どうですか?

 

 12時過ぎ、そこから5分ほどのところにある、〝田原温泉5000年風呂〟で、食事をしてその後句会です。

 この〝田原温泉5000年風呂〟というのは、かつての田原小学校が閉校になり、其の跡地の再利用ということで、1993年に開設されたものです。だから、校舎がそのまま利用されていて、私たちが食事したり句会をした宴会場はもとは講堂だったところでした。時間的に余裕がなかったので、ゆっくり見学もできなかったのですが、まあ教室や職員室もそのままで…という感じでしたね。また、なぜ〝5000年風呂〟というのかと聞くと、5000年の歴史があるというのではなく、5000年先までも長寿と健康を願うという意味で、名付けられたんだそうですよ。

 今日の参加者は27名。暑い時ですのでちょと少なめでした。時間の関係上2句投句の54句を互選ということで行いました。食べながら…ということなので、ホントに時間もなく、それでも良い句がたくさん出ていましたよ。句材が限られていて少ないぶん集中して作れたのでそうなるのかも知れません。句材が多いと逆に目移りして、また時間がたっぷりあるといろいろな句が出来て、その結果あれこれ迷った末の選句を間違って仕舞うのです。時間も句材も少なければ却って迷わずに、最初の印象だけで詠んでいますので、未完成ながらも新鮮な句が多かったですね。まだ、どの句も未発表で紹介はできませんが…ゴメンナサイ!

 これは先月下見に行かれた時の主宰の発表句です。また、発表されたら句を紹介しましょう。

   河鹿鳴く旧校舎いま出湯の里(かじかなくきゅうこうしゃいまでゆのさと)  工藤義夫 

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