ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

猩々草(しょうじょうそう)

2017年08月02日 | 俳句

 昨日は何ともやり切れない暑さでした。体にベトッとまとわりついて離れない暑さ、これこそが前に書いた季語、〝溽暑〟(じょくしょ)そのものなんです。やはりニュースでも最高気温が35度を上回っていたと報道していましたね。

 今日は少しいいみたいですが…

 昨夜のこと、弟からの電話で電話料の話になり、Wi-Fiにつないだら安くなっていいよと言われ、よく分らなかったので旦那にその操作を頼みました。しばらくしてどうにか接続できたから使えるよと…じゃあPCへ撮った写真を送ろうとしたところ、今度はインターネットが繋がりませんでした。エエッ!困るう~何もできないの?…というわけで、結局ブログもお休みでした。ゴメンナサイ!

 ところで、いつもお盆供養の読経をあげに広島からご住職が来られるんですが、昨日がその日でした。それで朝早くから母の家に。昼からは句会でしたので、少しバタバタしましたが、無事終わりました。そのときの話です。前のご住職(今の住職の父)は昨年急逝されて、私たちもびっくりしたのですが、その時の様子を聞くと、早朝起きて一人で新聞を読んでいるとき心筋梗塞(脳梗塞?)でソファーに掛けたまま亡くなっていたということでした。「やはり遺されたものからすると残念ですね。せめて少しでも看取りをする時間があったら…」と。確かに遺族からするとお別れをする心の準備ができないまま見送るというのは心残りでしょうね。私の父は1ヶ月、母は3日でしたが、それなりにお別れができましたもの。かといって、長く患って治る見込みもないまま、看病で家族が疲れ果てるというのも辛いものがあります。要するにほどほどがいいですよね…と話していたら、95歳の母が「そんなに都合よく死なれんよね~」と。「いやいや、お母さんは元気だからまだまだ大丈夫ですよ」と慌ててご住職も…(笑)

 何事も〝中庸〟が一番!分っていてもなかなか難しいことです。『論語』に「中庸ノ徳タルヤ、ソレ至レルカナ」とあるように、儒教では最高の徳目とされるものなんですから。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とも。これも『論語』からです。

 この花は「猩々草」(しょうじょうそう)といい、北アメリカ原産、トウダイグサ科ユーフォルビア属の一年草。クリスマスシーズンのポインセチアも同じ仲間ですので、この花は別名〝サマーポインセチア〟といわれています。以前貰ってきて植えたのですが、夏でしたので何度植えてもとうとう根付かずに諦めていたんですよ。するとある日、アラッ!といつの間にか生えていてびっくりしました。一度根付くとそのこぼれ種で勝手に生えてきて、とても繁殖力の強い植物です。

 〝猩々〟というのは、中国の想像上の怪獣。体は狗(いぬ)や猿の如く、声は小児の如く、毛は長く朱紅色で、面貌人に類し、よく人語を解し、酒を好むと、広辞苑にありました。その朱紅色からその名が付けられたらしい。ちなみにポインセチアは冬の季語で、〝猩々木〟(しょうじょうぼく)といわれています。

 

 

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