ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

精霊螇蚸(しょうりょうばった)

2017年08月04日 | 俳句

 今日も暑かったのですが、結構風があって、さらっとした感じの暑さでした。これもきっと台風5号の影響だと思うんですが…と、そう思っていたところに、早速電話です。今度の7日(月)に予定されていた〝夏休み宿題大作戦〟の「俳句をつくっちゃおう」講座が、台風のため中止になったので、延期して欲しいとのこと。これは、3年前から頼まれて始めた小学生への取組みですが、やっぱり大人とは違って、子供たちの俳句をみるのは愉しいです。まあ、また済んだときにでもお話ししましょう。

 明日は、前に書きました北広島町の「天狗四手」の吟行会です。一応天気予報は晴れのち曇でしたので、まあ大丈夫かな…と思っていますが。

 今回初めて行くところですので、ちょっとワクワク…でも、この暑さではどうなることやら。

 ところで、この「天狗四手」とは、イヌシデ(落葉高木)の一種で、突然変異により幹が曲がりくねり、枝がしなだれた特徴的な形をしている。普通は、このような突然変異で生まれた生物は一代で終わるのが殆どだが、このように代々受け継がれているものは、世界的にも珍しく貴重なものだそうです。だから平成12年には国の天然記念物に指定されています。大きいものは10m以上あり、樹齢も140年にもなるものがあると。それが、ここだけに100本以上群生しているのです。明日写真を撮ってくるつもりですが…上手く撮れるかどうか心配です。 

 上の写真は〝螇蚸〟(ばった)、秋の季語です。一般的にバッタは直翅(ちょくし)目バッタ科およびその近縁の科の昆虫の総称ですので、多くの種類があって、言い方もいろいろです。このバッタは恐らく〝ショウリョウバッタ〟でしょう。お盆が近くなりますのであちらこちらに飛び回り、キチキチと翅を鳴らすので、〝きちきち〟といっても季語になっていますよ。

   しづかなる力満ちゆき螇蚸とぶ   加藤楸邨

 

 

 

 

 

 

 

 

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