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所用で関西方面に出かけました。
余った時間、何して暇をつぶそうか、デパート巡り?それとも食べ歩き??
なにしろ急なことで神戸や大阪のお友達には声をかけられないし…。

そうだ、少し足を延ばして大和の箸墓古墳に行ってみよう。

箸墓といえば「卑弥呼の墓」とも言われる大和朝廷黎明期の巨大前方後円墳だけれど、後円部の土砂崩れの跡から弥生期に吉備で使われた大型土器(祭祀に特化した特殊器台と特殊壷。その出土範囲が「吉備」と言われる)の破片が大量に出土し、何やら吉備と深~い関係がありそうな気配を漂わせる古墳です。吉備の民のkamokamoとしては、一度訪ねてみなければと思っていたところでした。

地図とにらめっこして、「まきむく駅」で下車→箸墓古墳をひと巡り→三輪山の大神神社にお参り→「三輪駅」でふたたび電車に乗り帰路につく、という計画を立てました。


三輪山かぁ…

吉備の国にも「三輪山」があります。
吉備の三輪山には「宮山古墳」というごく初期の前方後円墳(弥生墳丘墓という説も)があり、その宮山古墳から出土した「宮山型」と呼ばれる特殊器台が、まさに大和の三輪山の麓にある箸墓古墳から出土した特殊器台です。

何だか不思議な符合ですよね。




写真は箸墓古墳と三輪山です。

お天気も上々、箸墓古墳の周囲を一巡りしてしげしげと眺め写真を撮った後でホケノ山古墳に立ち寄り、山辺の道へ向かう坂道を登り始めました。
大神神社の大鳥居も遠くに見えており、山辺の道から眺める古墳群の風景はどんなに素晴らしいだろうと心が高鳴ります。



坂道を登り始めたとき、遠くでゴロゴロと雷が鳴り始めました。
雨もポツリと。

そういえば今日もお天気が不安定と言ってたわね。
でもまだまだ空も明るいし、大神神社までくらいは行けそうね。
少し急がなければ。


雷鳴が少しずつ大きくなります。

それでもkamokamoは坂を上り続けました。

黒い雲が現れ、風が強くなり始めました。

それでもkamokamoは上り続けました。


遠くで落雷がありました。
黒い雲はいつの間にかすぐ近くまでやって来ており、黒い舌のようなものを下方に伸ばして無気味な姿に変身していました。

kamokamoは足を止め、初めて引き返すべきかどうか迷いました。


近くで落雷がありました。
雨粒が大きくなり、本格的に雨が降り始めました。
kamokamoはようやく事態の深刻さに気が付きました。
どうやって落雷から身を守ればいいのだろう?

良い考えも浮かばぬまま、とりあえず雷様から見えないよう栗の木の下に隠れました。
(オイオイ、それが雷から身を守る方法なのかい…


雨は叩き付けるように一層激しくなり、立て続けに近くに雷が落ちました。



(つづく)

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