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鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

初氷(2025.01.05)

2025-01-05 19:11:28 | おおすみの風景
今朝も霜が降りたが、庭に出て池の方に行くと「おや?もしかして」と水面を眺めてつぶやいた。

少し水面が盛り上がって角らしきものが見える。

家の中に戻りデジカメを持参して池を写してみた。
池の手前の淵に近い辺りが、波もないのに乱反射している。

間違いなく薄い氷が水面を閉ざしている。

ただ池の中心の方に氷は見られない。

浅い場所なのでそれだけ空気中の冷え込みがもろに伝わったのだろう。

この冬初めての氷結になるが、「氷結」というほど厚く凍ったわけではないから微妙である。

今朝も辺り一面霜が降りている。

年明けから5日で、もう4回も霜が降りたことになる。おそらくこれまでにない新記録だろう。

先月の9日に初霜があってからこれで11回目だ。

10月まで異常に暑かったのに、2か月余りで真冬の寒さになった。

これも異常である。

この先「異常」が「通常」になるのだろうか?

気温のこんな上振れ下振れは想定内になったと言っていいかもしれないが、とんでもない突発的な異常がなければよいと思うばかりだ。

どうしたウメ(ウメの異変②)

2025-01-04 19:57:22 | 日記
ウメは先月の22日(日)に家の中に連れてきてから年を越した。

最初の一週間は少しの水を口にするだけで、食べ物は全く興味を示さなかったのだが、暮れの31日に近くのバラエティショップで買って来た犬用の缶詰、チューブ状の餌のうちチューブのものは何とか口にするようになった。

年が明けてやや食欲が出てきたようで、最初はスプーンに2杯程度だったのが倍々になり、昨日あたりはエサ入れの4分の1くらい食べるようになった。

そして昨日は先月の22日以来初めて大便をするまでになった。小便の方は2日に1度ほどしていたのだが、大便は初めてだった。

身体の動きもよくなり始め、呼べば応えるまでになったのでようやくほっとした気分になった。

日中天気がよければベランダの日の当たる所に連れ出し、日が陰ると家の中に入れるようにしているが、毛のふさふさが戻り、鼻の頭はよく湿り、てかてかになって来た。

元日にベランダに出していたら、年賀郵便配達のスクーター音に反応して吼えたのには驚いたが、これで大丈夫だと確信した。

表情はまだぼーっとしているみたいだが、次第に元に戻りつつある。

2011年の5月頃の生まれだから、今年は14歳になる。人間で言えば70歳くらいだろうか、主人の方もこの1月で75歳だから同年配だ。

巳年の今年、お互いに元気でいような😅

謹賀新年(令和7年元旦)

2025-01-01 11:14:56 | おおすみの風景
謹 賀 新 年

本年もどうぞよろしく

昨日の夕方は良く晴れて夕日の沈むのを見送ることができたので、元旦の朝は初日の出が見られるだろうと、今朝早く、我が家の東約20キロにある肝属川河口の波見(はみ:肝付町)と波見大橋を渡った東串良町の柏原港まで行って来た。

家を6時25分に出て、波見大橋に着いたのが6時50分。橋を通過しながら肝属川を見るとたゆたう雲のような朝霧が権現山(標高320m)の山裾を流れる肝属川の河口に向かってゆっくりと動いていた。

大橋を渡り終えてすぐに車を路肩に停めて、歩いて橋の途中まで行き、写真を撮った。


日の出の予想時刻の7時15分にはまだ間があるが、東の空は太陽の明るさが浮き出て来ている。

川面に映る光の中をまるでスポットライトを浴びたかのように、10羽ほどの鴨の群れが、光の方に向かって泳いでいる。寒くはないのだろうか。

川霧は右手の権現山の山裾を纏いながら海の方へと流れて行く。

波見大橋を渡り切って信号を直進し、松原の中を300mくらい進むと柏原港だ。

到着した6時50分台ではまだ日の出時間に間があるので、港湾関係者用の広い駐車場はガラガラであったが、7時10分くらいになると満車の状態になった。

人々もにぎわい始める。みんなスマホやカメラを手に車から降り、今か今かと初日の出を待つ。

自分もデジカメといスマホの両方で写そうと、素手でスタンバイするのが、何しろ寒い。デジカメとスマホを持つ手が痛くなって来た。

やがて待望の初日の出だ。


権現山から向かって左側に流れ下る稜線が海(志布志湾)に落ち込む間際に少しの隆起があり、その頂点に近い辺りから太陽の輪郭がほんの少し現れたのでシャッターを押す。

太陽が出てしまうと安物のデジカメの機能では、完全な逆光にあらがうことができず、明瞭な写真とならないのが残念なところだ。


それにしても今朝の寒さよ。

ここには15年くらい前に一度日の出を拝みに来ており、その時も晴れていたと思うが、今朝のように川霧(肝属川おろし)が発生したという記憶はない。

柏原港の突堤の向こう側が肝属川の河口で、太陽が昇った辺りで志布志湾に注いでいる。そこに向かって絶え間なく流れて行く「肝属川おろし」の姿は、あたかも巨大な龍のようだ。

去年なら辰年だったから、縁起でもかつぎたくなるところだが、今年は巳年。それになぞらえれば「巨大な蛇」なのだが、それはちょっと不気味だ。

このブログも今年で19年目に入った。地に這うようにねちねちとまだ続けて行こうと思っている。

本年の皆さんのご清祥を祈ります。