昨日今日と連日の猛暑だが、田んぼでは早期米の収穫がたけなわである。
吾平町の飴屋敷地区でも黄金色に染まった田んぼで、稲刈りが始まっていた。
米作り農家にとって一年で一番うれしい日である。だがしかし、こんなに暑い収穫はおそらく農家でも経験していないのではないか。
ただし、今は収穫にはコンバインという機械を使うので、農家の労力は半減どころか1割程度まで減少しただろう。
ひとむかし前の稲刈りではバインダーで刈り取ったあと、立て棒というのを立ててそこに長い孟宗竹かスギの棒を横に結び付け、刈り取った稲束を掛けて行った。
乾燥はお天気任せで、快晴が続けば1週間ばかりで済み、脱穀という過程に入るのだが、途中で雨に降られたら3日4日の延期となる。
万が一台風が来たら、雨もだが強風によって立て棒が倒される場合もあり、また稲束を掛け直さなければならない。
その時代のことを考えると「10年ひと昔」とはよく言ったものだと思う。
収穫をしていた農家のお母さん(嫁さんかもしれない)に聞くと、今年の出来は去年よりは良いだろうとのことだった。
「熱中症には気を付けて!」と声をかけて現場を後にした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます