鴨着く島

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キエフ(キーウ)からロ軍は撤退

2022-04-08 21:37:31 | 日記
ロシアがキエフ(キーウ)攻略を諦めて軍を撤退させ、今後は東部のルガンスク、ドネツク両地域を陥落させるべく注力するという。

ウクライナの首都キエフはこれで生き抜いたが、近くの都市などでは無差別攻撃が頻繁に行われた。

一般市民の死者は650人とか1300人とか言われているが、正確な数字は未確認である。これで十分な戦争犯罪だ。

ロシア軍は市街地を攻撃し、一般家庭に入り込み電子機器などの略奪を働いたという情報がある。それならまだいいが、婦女子を犯したケースもあったという。

ロシアならやりそうなことだ。「ロ助」という言葉があり、これは「ロシア人の強姦体質」を表す隠語だが、隠語というには余りに生々しい。

今から76年前の昭和20年8月9日以降、旧ソ連と結ばれていた「日ソ中立条約」をソ連が一方的に反古にして旧満州に軍隊を送り込んだ。そして日本人居留民が右往左往している間に、いったいどれだけの日本女性が強姦されただろうか。

もちろん正確な数字は出ていないが、とにかく凄かったらしい。

私が指宿市にいるころに懇意にしていた文学仲間のTさん(女性)は、満州の瀋陽に赴任して何とか言う日本人の組合に勤務していたのだが、昭和20年の敗戦から先は祖国日本へ帰る手立てを得たものの、すぐそこまでソ連軍が近づいていたため、「女と見ると強姦されるので、頭を丸刈りにし、男装して追われるように帰って来た」そうである。

ある本での記憶だが、帰国者の溜まり場のようなところにソ連兵がやって来て「女を出せ」と要求したところ、その中に居た玄人の売笑婦たちがソ連兵の相手になり、一般女性は助かったと書かれていたのを思い出した。

ソ連はそれまでのロマノフ王朝を倒して社会主義革命で生まれた国で、それゆえ「ブルジョワ階級は革命の敵」であるから、ブルジョワに対しては何をしようと構わないのだ。だからブルジョワからものを盗ろうが何をしようが、悪いことではない。

ところが女性に対しても負けた側の差し出す戦利品くらいな扱いなのだろう。多くの無辜の女性たちがその餌食になったのである。

「ロ助」と呼ばれるゆえんである。

プーチンロシアはこういった性的略奪を含め、一般市民がロシア兵に撃たれて死んだり、一般の住宅やアパートが攻撃で破壊された映像が流されても、「嘘だ。フェイクだ。ウクライナの仕業だ」と知らぬ存ぜぬを繰り返して倦まない。

すべてをスルーしている。今後は「ロスルー」と呼ぶのが至当だろう。

今夜のNHKではプーチンを頂点とする権力のピラミッドが紹介されていたが、プーチンのすぐ下に「シロビキ」と「オリガルヒ」があるという。オリガルヒは1991年のソ連邦崩壊後に立ち上がった日本でいえば「大企業」グループで、プーチンへの上納金団体であり、もう一つのシロビキとは軍事力・兵力の掌握者グループだそうだ。

シロビキを支配しているプーチンはもはや大統領というより北朝鮮の金正恩将軍様に近い。核ミサイルをぶっ放さないか心配になる。