鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

3日連続の霜(2022.03.10)

2022-03-10 09:59:56 | おおすみの風景
今朝で3日連続の霜降り。ウメは喜び、ぐいぐい引っ張る散歩道。

昨日はかなり厳しく車のフロントガラスが凍った。今朝はそれほどでもなかったが、3月に入って連続して三回も霜が降るのは近年では経験がない。

この時期は朝の気温が低ければ低いほど、日中は気温が上がり、時として22、3℃の、春というより初夏に近いような気温になるものだが、今年はまだ16~7℃止まりで、終わっている。春一番はまだ吹かない。

冬が寒ければ寒いほど、ソメイヨシノの開花が早まるというが、そうであれば今年は記録的な早咲きになりそうだ。

ところで、テレビで写されるウクライナというところは、今頃何℃くらいの気温なのだろう。見たところ、雪がちらほら残っているようで、日本の北海道くらいの気候なのだろうか。

画面上に気温が表示されたこともないし、向こうからのテレビ中継で特派員たちが語る際に、そのことに触れたのを見たことがない。

何にしても避難民がすでに200万人となったと言われている。4000万の国民の5パーセント、20人に一人が国外に脱出したという。あの寒空の中で気の毒な話である。霜が降ったくらいで、寒い寒いと言ってはいられまい。

日本政府もコロナの水際対策を経ずに積極的に受け入れるそうだが、人道支援から言えばそうあって欲しい。

プーチンはウクライナ全土の軍事施設すべてを破壊したと言っているが、そのようには見えない。おそらく張ったりだろう。強がりを言うのはこの人の常套文句だ。カメラの前のプーチンはほとんど表情を変えずにしゃべっている。特に目が据わっているのが不気味である。

アメリカ始め欧米諸国はこれまでに対ロ経済制裁を、段階を経ながらじわじわと強化している。国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアルーブルを締め出したのが最も大きな制裁だと言われているが、それでも効果がなかったのか、アメリカは独自に対ロ石油取引を停止した。

しかしロシアは自国内で石油の自給は可能だし、たいして痛くはないだろう。むかし日本が太平洋戦争に入ってアメリカからの石油が止められた時、「松根油」や「木炭」が車の燃料に代替されて四苦八苦したのとはわけが違う。

ロシアのプーチンにとって最も痛いのは、国内の世論だ。国民の誰もがウクライナへの侵攻に反対している。反戦デモを取り締まって、もう2万人とか3万人とかを拘束したと聞くが、このうねりを力づくで押さえ続けたら、プーチンの首が危ないだろう。

ウクライナ大統領ゼレンスキーはロシアの侵攻後に3度も暗殺を仕掛けられたと自ら語っているが、プーチンはどうなんだろう。アメリカに移住したロシア出身の大富豪が、プーチンの首に100万ドルを掛けたそうだが、現実になるのだろうか。フェイクだったら肩透かしだが・・・。


またまた、あのクレマチス(テッセン)がやってくれた。クソ寒いこの時期に咲くことは有り得ないのだが、前のは1月20日頃の大寒に入ろうかという時に一輪だけ咲いたが、今度のは何と二輪が同じ葉の基から咲いている。

葉はもうすべて散り去り、茎も茶色に変色しているのに咲き出でたこの姿はいじらしい。花びらの色が1月に咲いたのとは違って、黒ずんではいるが、何か高齢化した自分をなぞらえてしまうなァ。