北村幸信さんが考案したプリズムミラーを組み込んだ作品「Reflection & Refraction」です。訳すと反射と屈折という意味になります。 プリズムミラーとLEDが生み出す光の反射と屈折を万華鏡に表現しました。 筐体は前面が透明、背面と上下はミラーを使い、外観も万華鏡の映像のようなデザインです
この中に4種類のプリズムミラーが組み込まれています。 屋根をはずすと4つのアイホールがあり、それぞれ違ったミラーシステムになっています。
鮮やかな色模様ですね。
プリズムは、上から覗いた時には普通のミラーと同じように機能しますが、透き通ったボディーの中にあるため、周囲の物体像を屈折させ映し出す特徴があります。 中心部にはLEDのイルミネーションがあり、このイルミネーションを屈折させ、反射することで、外観からは光が満ちている印象があります。 イルミネーションはフルカラーと白色を選択できます。
底の部分にホイールオブジェクトが組み込まれていますが、モーターで回転し、マグネットにより着脱、交換も簡単にできます。
プリズムミラーならではの世界を楽しんでいただきたいと北村さんはおっしゃっています。
もう一点の作品は「トランスペアレント・タワー」 です。スマートで透明感が際立ちますね。
同じく、プリズムミラーを使っています。
こちらのLEDは上と下から照らす選択肢があり、どちらか一方でも両方でも、ライトアップできます。 交換可能なオブジェクトセルが用意されています。z
最後にもう1点。 サイレントオークションに出品された作品です。 25枚のパネルで構成された32面体構造で、全面が大きく開いています。 25回目というテーマに合って、タイトルは 25 sided Sparkling Spere としました。
中央にモーターで回転するオブジェクトがあり、LEDの光を伝えています。そして 内側の鏡面に反射した模様を楽しむものです。 ハーフミラーなので、周囲が暗いとオブジェクトが外から透けて見えます。 オブジェクトは交換可能な4種類です。
現代的な素材、光、電気を使ってモダンな、そして誰とも違う作品を創りだす北村さん。 アイディアをきれいに形にするために、創意工夫を凝らし、試行錯誤を重ねていらっしゃることでしょう。 斬新な作品を見せていただくたびに、いつも驚かされます。
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