コンベンションの楽しみのひとつに、万華鏡の製作クラスへの参加があります。 今年のスティーブ・キテルソンさんのクラスは、木の筒に偏光素材をオブジェクトとするものでした。
用意された木材の筒は、木目などが少しずつ違っていますが、参加者がその中から選びます。
先端部がスムーズに回る万華鏡になります。
参加者の皆さん、真剣にミラーを組み、オブジェクトを用意します。
プラスティックの容器がたくさんありますね。 偏光万華鏡のオブジェクトはこのような素材から作ります。これらを切ったり 引っ張ったりして細かいオブジェクトにします。
2枚の偏光フィルターを使って、これらのオブジェクトを挟むようにすることで、取り込んだ光が、色のない透明なプラスティックから色を生み出します。 重なり方で色の出方も違うので、いろいろな色模様を生み出すのです。
今回は透明な色のついたプラスティック片も取り入れています。
いろいろ入れて見たり、出してみたり試行錯誤を繰り返しながら、オブジェクトを決めていきます。 思いがけない映像になって見えることもあり、万華鏡の不思議さや楽しさを体験します。
完成されたデザインの筒が用意され、道具や素材もあって、しかも名だたる作家さんの指導のもと、自分だけの万華鏡を製作できる3時間ほどの製作クラス。 その成果は素敵な思い出とともにご自分のコレクションに加えられることでしょう。
2017年には京都で27回目のBKSのコンベンションが開催されることが決まりました。
アメリカの作家さんたちにも日本で万華鏡製作クラスを開いていただき、日本の万華鏡ファンの方にも、この素敵な経験と作品をご自分のものにしていただけたらいいなと思っています。
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