万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

魅力的なデザインと4ポイントの映像  

2013-09-08 22:17:10 | 万華鏡ブログ

モダンな市松模様のステンドガラス製の四角い万華鏡は、代永正樹さんの作品です。 覗き口の装飾はんだも凝っていますね。 ガラスとガラスをつなぐはんだも、太いラインと細いラインを使い分け、すっきりとした形にまとめています。



4ポイントの映像が好きだとおっしゃる作家さんで、その映像を生み出すミラーシステムを 「回文字咲き」と名付けています。
オブジェクトセルは「樹氷絞り」というタイプで、とても細かい白い粒が、オブジェクトセルの中、大きめなオブジェクトの間を流れます。
4ポイントは、ポイント数の多い作品に比べて、オブジェクトの形が見えやすいので、その形にこだわってオブジェクトを作っているそうです。

「虹色の明かり取り付き」と説明されているように、オブジェクトセルの側面のガラスが透明な色つきのガラスになっています。 映像の色合いは明かりの入るセルの側面の色で変わります。各側面で違った色のガラスになっています。

セルの横から光を当てると、もっと輝きの増した映像になります。

オブジェクトはバーナーワークで作ったもので、白か薄い色のガラスのみです。 そこに側面のガラスの色が投影されて、様々な色合いに変化します。

光が創りだす色は、光の強さや取り込み方で微妙に変化します。 幻想的で美しく、時に妖しい魅力を放つ色彩世界です。

「虹色明かり取り付き 匿匣(かくしばこ) 四ツ目格子  樹氷絞り 回文字咲き」という和風で素敵な名前のついた万華鏡です。 四ツ目格子というのは古典的な柄だそうですが、何とモダンなデザインでしょう。  
4ポイントの映像もデザインとしての面白さがあり、取り込む光に左右される不思議な色彩表現からは目が離せなくなります。

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