今日は小林綾花さんの虹の星シリーズから、新柄の登場です。小林さんは、グラデーションの美しい樹脂と金箔でデザインされたシンプルな筒に、蝶や花、タロット、チベットの文様などを今までに描いてきました。
外の色合いに合わせた天然石などのオブジェクトを選び、一つとして同じものはないシリーズです。
上の映像は神秘的で宇宙を見ているような感じがしませんか。 その映像を生み出すのがこの作品です。
今回は「細胞」という新柄です。 小林さんは、顕微鏡を覗くと姿を現わすミクロの世界が、以前からとても好きで、ミクロの生物や細胞をイメージして描いたそうです。
小さな宇宙のような世界が筒の周りを飾ります。 グラデーションの色合いもきれいです。
いろいろな世界を持った作家さんですね。
映像は2ミラーの4ポイントで、フワーッと色が広がり、時折キラキラ輝きを見せる、小林さんらしい素敵な映像です。
オブジェクトセルは薄めですが、オブジェクトの動きは大変滑らかで、黒い背景に流れるような図案が生まれては消えていきます。
それにしても「細胞」をイメージした万華鏡には初めて出会いました。 でもミクロの世界にはたくさんの不思議があり、自然が生み出すアートがあるのでしょうね。
別世界を覗いたような気になる、奥の深い万華鏡です。