万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

"mangekyo rooms"

2008-05-09 21:54:21 | 万華鏡ブログ
投影式カレイドスコープ mangekyo rooms という万華鏡をご存知でしょうか。暗い部屋の中にこんな幻想的な映像が浮かびあがります。
万華鏡作家依田満・百合子夫妻の監修で、セガトイズが開発、生産し、昨年秋から販売されているものです。万華鏡の筒を覗いて見える映像を、プロジェクターを使ってスクリーンや壁、天井などに映し出すので、覗いて見るという個人的な楽しみを皆で共有できること、映像を大きく映し出すことができるので、万華鏡空間を作り出すことができることが面白さでしょうか。セルも電動で回転するので映し出された映像が大きく変化します。
投影するオブジェクトセルは、付属のオブジェクトピースを選んで自分でデザインする楽しみもあり、また空のオブジェクトセルが7つもあるので、いろいろ作って映し出す楽しみもあります。
投影式万華鏡は1986年バーバラ・ミッチェルさんが「SpectraSphere」という作品で、ザ・ブリュースターソサエティーの創造的作品賞を受賞して以来、何人かの作家さんが製作してきました。大掛かりな作品も多く、また音楽と連動して映像を映し出すユニークなものもあります。このmangekyo rooms はきちんとした仕組みや構造を備えたうえで、誰でも楽しめる商品として売り出されている点で、1つの壁を越えた画期的な万華鏡です。
依田さんは、この商品の開発に取り掛かってから投影式の魅力を再発見し、ますますその研究に熱心に取り組んでいらっしゃると伺いました。通常の万華鏡とは違う難しさにひとつひとつ挑戦しながら、試行錯誤していらっしゃるとのこと。次はどんな投影式万華鏡が生み出されるのか、楽しみですね。
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