万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

BKS万華鏡200年記念展から #2

2016-05-16 16:03:29 | 万華鏡ブログ

マンション・アット・ストラスモアで開かれた「BKS万華鏡200年記念展」から。

スー・リオさんの作品 “Mandelight”です。 1990年代前半からステンドガラスの作品を作り続けてきた作家さんです。大きな、回転するガラスのシリンダーは彼女のトレードマークの一つです。 外から見ても個性的で美しく、また中の映像も美しい作品を目指しています。飾りたくなる素敵な作品ですね。 審査員賞の受賞作品です。

そして、曼荼羅模様をステンドガラスで表現した作品もありました。

石田千香子さんの“SARASA”です。 1819年に初めて万華鏡が日本に伝えられ、当時「更紗眼鏡」と呼ばれたそうです。その更紗模様を組み込んだデザインで制作した作品です。

オブジェクトセルにも工夫があり、鮮やかな独特の色模様が展開します。

次はフィル・コグヒルさんの瓢箪を素材とする作品です。 万華鏡作家としての活動歴はとても長く、また工業デザインや万華鏡制作の教育にも携わった方です。 最初はステンドガラスを素材としていましたが、その後は様々な木材を素材として作品を発表してきました。自然の素材を生かしたユニークでアートな万華鏡ですね。 審査員賞の受賞作品です。

木工の技術とメカニック、独自の映像表現でオリジナル作品を制作するスティーブン・グレイさんの“Whirling Fantasies” です。 回転するトレイの上に載せた様々なものを3種類のテレイドスコープで見ます。 

2014年に発表してピープルズチョイスアウォードを受賞した“Phantom” です。 ユニークな映像表現です。

久々に拝見したフランク・カッシアーニさんのエッグアートの万華鏡です。卵の殻を使った万華鏡作品を18年以上制作してきました。 
レア(アメリカダチョウ)の卵なので結構大きさがあります。

オブジェクトのガラスマーブルを回して映像を楽しみます。

木工の万華鏡作家アーニー・ウェインステインさんの作品です。この作品(左)は“Faceted Tower”で両目で見るようになっています。そのように撮影できないのが残念。

次の作品は“Perspectives Parlor” です。 

 木工のスタイルには本当に多様なデザインがあり、アーティストの個性が発揮されていて見ごたえがあります。
今回もランダムに、いろいろな作品をご紹介しました。 万華鏡アートの世界、作家さんの生み出す世界・・・一つの作品を生み出すまでには、たくさんの積み重ねがあって、歴史があることを感じます。 そうやって今この場に存在するいろいろな作家さんの万華鏡の数々を見せていただけることに感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

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