万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

成川美術館

2011-11-09 09:00:43 | 万華鏡ブログ

元箱根にある成川美術館は日本画のコレクションが有名な美術館ですが、アート万華鏡も常設展示されています。
芦ノ湖と富士山を望むガラス張りのスペースに、山見浩司さん、依田満さん・百合子さん、スー・リオさんなどの作品がきれいに展示され、たくさんの人たちが覗いて感嘆の声を上げているのを聞き、とても嬉しく思いました。
富士山の絶景ポイントになっているこの場所から、薄曇のこの日の富士山が見えています。

お天気に恵まれなかった人のために(?)窓際に飾られた依田さんご夫妻の富士山のような大作が上の作品です。
「永遠の生命」 という作品で、実はピラミッドです。映像は四季の情景を音楽に合わせて楽しめる大型万華鏡です。スイッチを押すごとに季節が変わる仕組みになっています。

こちらも依田さんご夫妻の作品。 右が「Time」 左が「丹頂鶴」。 「Time」は2005年のブリュースターカレイドスコープソサエティ、コンベンションでの受賞作品です。
一日の時刻の移り変わりを表現した素晴らしい作品です。

「勇気と希望2002」という作品。 ステンドガラスデザイン製作は上の「丹頂鶴」と同様、竹形夏野さんで、装飾ランプとしても美しい電動式万華鏡です。 白頭鷲の目から見た自然界の雄大な景色をイメージした作品です。

山見浩司さんの富士山も、この場所にぴったりで美しい万華鏡です。絵のようなガラス使いですね。

上の大きな覗き口から覗くと、とても大きな映像が美しい色合いで展開します。

こちらも山見さんの作品。 オブジェクトが2枚のガラスホイールのタイプの万華鏡です。

こちらも大きな覗き口からこんなにダイナミックな映像が見えています。

最後にアメリカのスー・リオさんの「Dragonfly トンボ」です。羽のガラスの表情や、キラキラするガラスをちりばめたオブジェクトシリンダーが目を惹きます。 このシリンダーを回して映像の変化を楽しみます。

3種類の映像が見える万華鏡ですが、手前の一番大きな覗き口から見た映像です。

このような気持ちの良い場所で、常設の万華鏡を楽しめるのは嬉しいことです。 ここで初めてアート万華鏡に出会う人もいるかもしれません。 箱根の秋を楽しみにいらっしゃる方も多いことと思います。もし成川美術館に行ってみようと思っていらっしゃる方は、ぜひ時間をとって、それぞれの万華鏡を覗いて、じっくりと映像の移り変わりを楽しんでいただきたいなあと思います。 ゆったりと日本画と万華鏡と両方鑑賞できる素敵な場所をご紹介しました。

 

 

 

 

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