万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

三人三様の万華鏡

2011-11-07 14:48:08 | 万華鏡ブログ

ご案内をいただいて、11月10日まで恵比寿ガーデンプレイス、三越1階「クロスイーギャラリー」で開催中の万華鏡三人展に伺いました。 小林綾花さん、華井景子さん、松宮真理子さんは、それぞれ素材もコンセプトも雰囲気も違う万華鏡の世界を表現なさっているので、そのどれもを味わうことの出来る作品展です。

手前に見えるのは華井景子さんの作品。 漆や螺鈿、和紙などを筒に使った和の万華鏡です。 覗き口に象牙を使っているなど凝った造りで、溝口好晴さんの指導を受けられたと伺い、なるほどと思いました。
私が惹かれた映像はドライの作品で、和の雰囲気が漂うものでした。

小林綾花さんは虹の星シリーズ、トウィンクルシリーズ、モンラム、ペンダントタイプなど定番の作品が並びました。 でも中の色模様はひとつひとつ全部違っています。 外は似ていても、ひとつ見ておしまいにしないで、必ず全部見て欲しいなあと思います。 本当にきれいでうっとりします。

松宮真理子さんはガラスという素材を自分の表現するものに近づける手間と努力を惜しまない作家さんです。並んだ作品のどれも、明確に表現したいものがあり、ガラス工芸の技術と絵のセンスを生かして万華鏡として作り上げられています。

ガラス造形作品として、置く空間を選び、インテリアに合わせて飾られたら、すごく素敵だろうなあといつも思います。 そして時々手にとって覗けば、そこはまた違った繊細で美しいガラスの色世界が広がります。作品の細部にまでデザインにこだわり、金属のブレードなどで装飾してアンティークのような雰囲気のものや、モダンなガラスアートまで多彩な表現です。

三人三様の万華鏡の世界をお楽しみいただける作品展です。 恵比寿ガーデンプレイスでは初めての万華鏡展と伺いました。 ぜひ多くの方にじっくりと見ていただきたいと思います。

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