ナップ夫妻の新作「Epislyscope」の内部映像です。オイルチェンバー、黒い背景、サイドリット(セルの横から光を取り入れるタイプ)、先端部が回転する仕組み・・・すべて彼らのスタイルですが、どこか違っていると思いませんか?
色模様の上に描かれたような白いラインが見えますね。これがこの万華鏡映像の特徴で、おそらくあまり例のない試みだと思われます。このラインは映像の上に固定されているのではなく、万華鏡の内部、オブジェクトチェンバーのミラーと接する側に刻まれた模様なのです。
オブジェクトチェンバーとミラーの間に透かし模様の金属板などを挟んだり、はずしたりして映像の雰囲気を変える作品は、ジュディス・ポールさんも作っていますが、それとはまた違った試みです。
ナップさんの説明によると、このアイディアはコラボレーションをしたポール・フレッチャーさんが取り入れたもので、彼の名にちなんで「フレッチャー前景」と呼んでいます。オブジェクトよりも鏡に近いので「前景」であり、オブジェクトチェンバーの回転により、ミラーに映りこむそのラインの図柄も変化します。光の当たり方でラインの色も強くなったり弱くなったりします。さらにオイルチェンバーの中を動くオブジェクトが生み出す色模様がその奥で展開するのです。
彼らの作品の多くと同じように、この万華鏡にもパステルイメージとブライトイメージの2種類があり、これはパステルイメージです。ラインの反射映像の面白さと浮遊するオブジェクトの反射映像の面白さを組み合わせたユニークな作品ですね。
色模様の上に描かれたような白いラインが見えますね。これがこの万華鏡映像の特徴で、おそらくあまり例のない試みだと思われます。このラインは映像の上に固定されているのではなく、万華鏡の内部、オブジェクトチェンバーのミラーと接する側に刻まれた模様なのです。
オブジェクトチェンバーとミラーの間に透かし模様の金属板などを挟んだり、はずしたりして映像の雰囲気を変える作品は、ジュディス・ポールさんも作っていますが、それとはまた違った試みです。
ナップさんの説明によると、このアイディアはコラボレーションをしたポール・フレッチャーさんが取り入れたもので、彼の名にちなんで「フレッチャー前景」と呼んでいます。オブジェクトよりも鏡に近いので「前景」であり、オブジェクトチェンバーの回転により、ミラーに映りこむそのラインの図柄も変化します。光の当たり方でラインの色も強くなったり弱くなったりします。さらにオイルチェンバーの中を動くオブジェクトが生み出す色模様がその奥で展開するのです。
彼らの作品の多くと同じように、この万華鏡にもパステルイメージとブライトイメージの2種類があり、これはパステルイメージです。ラインの反射映像の面白さと浮遊するオブジェクトの反射映像の面白さを組み合わせたユニークな作品ですね。