万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

千鳥の万華鏡

2008-01-06 16:36:59 | 万華鏡ブログ
2008年明けましておめでとうございます。
今年も「万華鏡の楽しみ、ガラス色の幸せ」をどうぞよろしくお願いいたします。皆様に万華鏡とのハッピーな出会いがたくさんありますように祈っております。
今年最初のご紹介は、みずあめやさんの万華鏡です。昨年11月の個展で発表されたものですが、ガラスの風情が通常の作品と少し違っています。定番シリーズのガラス胎七宝の作品は、表面がつるっとして、光沢の奥にいろいろな図案が表現されていますが、この作品はガラスに光沢はなく、表面に、伝統的な千鳥文様で、たくさんの「ちどり」の模様を浮き上がらせているのがお分かりになるでしょうか。レリーフを彫刻した石膏型に板ガラスを載せ、重石を載せた状態で焼成。焼きあがったガラスの表面を磨き、浮き上がった千鳥に白金の液を塗布して、さらに焼成したものだそうです。単純化した模様が愛らしいのですが、しっとりとした“あおみどり”と銀色だけで表現された落ち着いた雰囲気の作品です。
四角い筒、オイルワンドの作品が多いみずあめやさんですが、テーマと表現方法に広がりを見せ、またドライの作品も創られるようになり、今年もさらに素敵な和の万華鏡を見せてくれることでしょう。
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