鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

旅の記録。

2016-05-26 | 日々のこと。
久しぶりに遠いところへ旅に出ました。
山陰を訪れるのは実は初めてです。
北陸の地形とは異なる風光や町並み、古代の歴史に思いをはせ、
旧交もあたためた時間。






岡山から中国山地を縦断し日本海へ抜ける伯備線。
沿線沿いには赤瓦の屋根にまじりトタン屋根の茅葺き民家がみられました。
ゆるやかに蛇行する梁川の流れ。美しい風光のなかに人の暮らしがありました。



出雲・出雲大社へ。











出雲市駅から一畑電鉄にのりかえて出雲大社へ。
60年の遷宮で葺き替えられた桧皮葺きの屋根が青空に映えていました。
写真にはありませんが、博物館で出雲の豪族とヤマト政権のぶつかりあった地の
古代ロマンも堪能しました。


石見・大森地区へ。












日本海を車窓にみながら出雲市から大田市へ移動。
そこからバスに乗り換えて憧れの石見銀山・群言堂へ行ってきました。
本社社屋にある茅葺き民家はお休みということもあり伺いませんでしたが、
石見銀山の本店だけでも十分に素敵で、居心地良く時間を過ごしました。
茅葺き民家は来年葺き替えるとのこと。山口から職人さんがくるそうです。
来年、そんな時季にまた伺えたらなあと思っています。


三木市吉川の竹岱亭さんへ。





染織家の浅井一甲さん、藤原一藍さんのアトリエに3年ぶりに訪問。
(1年半ほど前にお見舞いにはいきましたっけ)
お二人から心のこもったおもてなしを受けました。
外食続きだったでしょうからと、山法師の木陰での夕食と朝食。
夕食には松葉の炭火焼、エンドウ豆ごはん、エンドウと高野豆腐のたき合わせ、ぽたぽたの梅干しなど
蝋燭の明かりのもと頂きました。
食後にはよかたん温泉にも連れて行っていただき、
寒くないように心配りをいただいたお布団に、ゆっくり休むことができました。

鶯の谷渡りの声で目覚めた朝。
朝食には、一藍さんが丹精込めて育てている苺畑で苺摘み体験もさせていただきました(^^)
お二人には細やかなお心配りをいただき、
深く感謝いたします。


竹岱亭さんで鋭気をやしなった帰り道、途中下車して猛暑の京都へ降り立ちました。
これはまた後日、したためましょう。

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