鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

タテマチ大学での講義。

2010-02-16 | 日々のこと。
先日12日、仕事帰りにタテマチ大学の講義を聴きにいきました。

タテマチ大学はタテマチストリートの空き店舗スペースに設けられています。
階段を下りると懐かしい学校の机がびっしり。
こんなに小さい机だったけと思いながら席につき、チャイムと同時に授業がスタート。

この日の先生は金沢市内で治療院を開業しているカイロプラテクター折橋直樹さんです。
書籍販売の営業マンからもっと喜ばれるし事をしたいと転進。
鍼灸師の資格を取りプロ野球中日ドラゴンズのチームトレーナーとして10年。
現監督落合博信さんが中日の選手時代には、個人トレーナーを4年。
トレーナーとして働く間、なにかもっと効果のあるものはないのかと探し、
行きついたのがカイロプラティクスだったそうで、
現在は経絡とあわせた治療をされています。

授業では実際に目の前で何人かの受講生をモデルに、
ふだんの施術のようすを見せてくださいました。
先生は治療用のベッドに寝かせた生徒の足先をチョンチョンと軽く、
触るか触らないかのタッチ。
それで体の何処に不調があるか体に聞いているのだそうです。
西洋医学は病気、病名に対して治療をしますが、
カイロプラティクスではその人そのものに治療するのだそう。
そして、精神、神経、筋肉、経絡、頭蓋の5つの関係を調整し体を整えていくのです。

「心と体は密接に繋がっている」とよく言われていることですが、
その事実をまさに目の前で見せていただきました。

その一例として。
黒板の前に4人の受講生が招かれ1列に並びました。
肩の高さまで腕を水平にあげます。先生が力をいれてその腕を押します。
生徒には押されないよう押し返すように言ってあります。
普通は腕を押されてもこらえてそのままにしていられるのに、
「私は健康で長生きをしたい」と書かれた紙をみせた途端、
腕から力が失せてぺたっと脇に付いてしまうのです。

俄かには信じられませんでしたが、前に並んだ1人のうち、
1人をのぞいてみなぺタッと見事に脇に腕がついてしまう。

先生曰く、ペタッと腕がついた人は、どこか体に不安があるからそうなるのだとか。
逆に「私は健康で長生きなどしたくない」と書いた紙を見せられ同様のことをされると、
今度は逆になかなか腕が脇に付かないのです。
これはナニクソ、生きるぞという気持ちがあるからなのだそうです。
他にもいろいろとありましたが、面白かった!
この先生になら診てほしいなあと心の底から思えました。

貴重なお話を聞く機会を与えてくれたタテマチ大学に、THANK YOU!