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鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

こけしコレクション&こけ談

2011-05-02 | イベント、お知らせ。
昨日は宮城発祥の郷土玩具・こけしをめぐる
あついトークイベントをこけしコレクターのanagさんと
金沢ふくうめこけしを手掛けるクラフト作家TOKOさんに行っていただき、
10名の方々にご参加いただきました。
ふだんはもの静かなanagさんですが、
愛するこけしのお話になると熱い熱い!
こけしに対する思いがあふれていました。



ごちそう案内人のゆきねこさんが、
この日のために作って送ってくださった、
岩手のこびるどきに食べられるおやつ「がんづき」を頂きつつ
わいわい、がやがや。
ふんわり、黒糖が香る絶品がんづき、おいしゅうございました。



5月8日まで、anagさんのコレクションも並びます。
豊かな表情をみせるこけしに会いにきてくださいね。
かたかご庵ではコレクションにもある、
花巻の煤孫盛造さんの木偶の坊こけしを販売しています。



さて、今日は穏やかな日。
海辺の町大野は散策日和です!
お誘いあわせお越しくださいませ~。


明日28日から「東北の楽し麗し手仕事展」。初日には・・・!

2011-04-28 | イベント、お知らせ。
明日28日から企画展はじまります。

賢治大好きのご馳走案内人・ゆきねこさん、
蜻蛉玉作家ふちこまさん、
岩手県人会大阪事務所さん、
盛岡のリトルプレス「てくり」&「ひめくり」の皆さん、
TOKOさん&anagさん、
宇吉堂さん、
富山堅香子のオーナー。
いろんな方々のお力添えで何とか準備が整いました。
ありがとうございました。


初日28日には、
「絵本と石けんの店宇吉堂」のウキコさんも駆けつけてくださり、
セレクトした東北ゆかりの絵本を販売。
また、みんなで輪読、いつでも、すぐに始まる朗読もあります。
一緒に声を出して読みましょうね。

展覧会明日から5月8日まで10日間。
東北の文化を通して、
かの地に思いを寄せて頂ければ幸いです。
ご来場お待ちしています。


******************
   東北の楽し麗し手仕事展
******************

2011年4月29日(祝)~5月8日(日)
10時30分~19時
金沢大野湊かたかご庵
(金沢市大野町3-4)
駐車場:山森商店P 7・8・9



[概要]
・東北の風土が育んだ手仕事。
  とんぼ玉作品「北の匠の会」
  郷土玩具  「工房木偶乃坊」
  東北の骨董・古民具

・東北こけしコレクション展
 5/1日~8日(協力anagさん)

・「こけ談!anag×TOKO」
 こけしに魅せられた2人のほっととーく 
 5月1日2時半~ 岩手のおやつ・がんづき付き500円

・東北由来の絵本や童話の販売(協力:宇吉堂さん)

・「みちのくおやつカフェ」
 東北のおやつと飲みもの 

・盛岡発リトルプレスてくり・別冊「te no te」販売

・東北地方の観光パンフレット設置


盛岡発ミニコミ誌てくり別冊「te no te」。

2011-04-28 | イベント、お知らせ。
今回の企画展のなか、
盛岡の作家さんを紹介した冊子「te no te」を販売します。

「te no te」とは、
ライターやカメラマンで構成するまちの編集室が発行する「てくり」の別冊。
てくり編集部が気になる、うつわ、南部鉄器、ホームスパン、木工など、
岩手県内の工房を訪ね歩いて集めた16の「手仕事」たちが紹介されています。
震災のころ、てくりのshop+galleri「ひめくり」で、
本に登場する作家さんたちの展覧会も開かれていました。
できれば金沢で本とあわせ巡回展をできないかとお問い合わせをしましたところ、
被災された作家さんも少なくなく作品も整わないということで、
今回は本だけがやってきます。

皆さまにはぜひ「te no te」をお求めいただきまして、
北の町で生み出される手仕事の数々に目でふれ、
ご注文いただけたらと思います。


「tenote」(税込み1500円)

《余談》
実はこの震災のことがあって初めて「てくり」を知りました。
地方出版のうらやましいほど理想的な形。
編集の皆さんの盛岡を愛する気持ちがたくさんこもっていました。
いいお仕事されています。







「工房 木偶乃坊」さんの作品。

2011-04-26 | イベント、お知らせ。
「北の匠の会」の皆さんの作品につづき、
昨夜は花巻市の「工房木偶乃坊」の煤孫(すすまご)さんの
伝統こけしと現代感覚も加味された愛らしいこけしが
はるばる到着しました。

花巻伝統のキナキナボッコと呼ばれるこけしは、
涼しい目元の色白美人さん。

スノーマンやピエロは、
現代感覚もあふれ北欧玩具の香りもすこし。

そして山高帽をかぶった宮沢賢治の写真をモチーフにした木偶乃坊こけしは、
すこし首を傾げさすと、
賢治の姿が鮮やかに立ちあらわれてきます。

岩手の木々を使って
煤孫さんがふうっと命を吹きこんだ、
愛らしいこけしぼっこ達。
ご高覧くださいませ。

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東北の楽し麗し手仕事展

2011年4月29日(祝)~5月8日(日)
10時30分~19時
金沢大野湊かたかご庵
(金沢市大野町3-4)
駐車場:山森商店P 7・8・9

とんぼ玉、キラキラ。

2011-04-25 | イベント、お知らせ。
4月29日スタートの「東北の楽し麗し手仕事展」に展示する、
東北地方のとんぼ玉作家さんでつくる「北の匠の会」の作品が到着しました。

土・日のあいだに荷を解きレイアウトをいたしました。
一つ一つが繊細なものだけに丁寧に梱包されており、
一つ解くたびにほ~っと見入っていました。
ほんの一部をご紹介しましょう。


工藤さんの作品 力強さと繊細さをあわせもつ作品


竹田さんの作品 フェミニンで華やかな作品


宗片さんの作品 とんぼ玉を超えたアートな作品


佐藤さんの作品 玉ひとつひとつに物語がこめられた作品


鈴木さんの作品 ガラスと銀の組み合わせが独特な作品


平野さんの作品 黒としろのモダンな人形作品


写真のできが今ひとつですみません。
実物はもっともっと美しいです。

すべて1点もの、クオリティの高い作品たちです。
ネックレス、チョーカー、ブレスレット、ピアス、帯留などに
仕立てられています。
ご自身はもとより、大切な人へのプレゼントにも喜ばれそう!

作品は4月29日~5月8日までの展示・販売。
商品の売り上げはすべて作家さんへ還元されます。
ぜひお気に入りをみつけていただきまして、
作家さんを応援くださると嬉しいです。
お誘いあわせのご来場、お待ちしています。




こけ談!お申し込みお待ちしています。

2011-04-22 | イベント、お知らせ。
今、東京や名古屋では東北地方の伝統玩具こけしが、
乙女たちのあいだでブームになっています。
知っていましたか?

実は金沢にも、そのこけしさん達にハートを盗まれた方々がいます。
それはクラフト作家のTOKOさんことみわとしこさんと、
こけしコレクターのanagさんのお二人。

TOKOさんは木や藁など自然素材を使ったクラフト作品を手がけ、
最近では能登空港や玉川こども図書館の飾りつけをするなど活躍中。
福島県土湯で募集していたこけしのデザインコンペに入賞したご縁で、
金沢ふくうめこけしを製作し、絵付けのワークショップも行ったりしています。

TOKOさんの創作こけし。かわゆ~!

一方、anagさんはこけしの愛らしさにひかれて東北へ旅するにつれて、
こけしも、東北の人も、東北の自然も大好きになった方。
5/1~8日には「東北のこけしコレクション展」として、
当庵でも、そのコレクションをお披露目していただきます。

こけし旅の途中の一枚。おお!

そんなお二人によるこけしを巡る熱いトークイベントを
「東北の楽し麗し手仕事展」のなかで行います。
その名も『こけ談!』
北陸ではキノコのことをコケとも言いますが、今回はちがいますよ~。
こけし談義のことです。

こけしの魅力、東北の魅力を、
ぜひぜひ楽しく熱いお二人からお聞きください。
このお二人のおかげで最近こけしが、
やたら可愛く見える私も、
もちろん拝聴。
(告白すると東北の子供たちが可愛いこけしぼっこにも見える)

岩手のおやつ・がんづきを食べながら楽しいひととき
ご一緒しましょう。
できればご予約をお願いしますが、
当日の飛び入り参加も歓迎♪

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こけ談!―anag × TOKO こけしに魅せられた2人のほっととーく―
5月1日(日) 午後2時半~
参加費500円(お菓子付き)・定員10名
お申し込みはメールにて お名前・参加人数お知らせくださいませ。
antiquegallery_katakago@live.jp 


絶望を希望に変える 田中優さん緊急講演会

2011-03-29 | イベント、お知らせ。
地震、津波、そして東京電力の原発事故。
昨夜、ユーストリームでの東京電力の会見をみていて、
本当に心のなかが真っ暗になるような思いにとらわれ、
涙があふれ出て、朝おきたら眼も真っ赤。
いけない、いけない。
私の頭も冷やさなくては。


さて、菅さんが新エネルギーと口にされたとか。
二言は無いでしょうね。

4月7日、早くから脱原発を唱えてきた田中優さんが講演に来られます。
この機会に勉強したいと思います。
お子さんをお持ちのお父さん、お母さん、
今回の事故で思うところのある方、
聞きにいきませんか。


□■ 絶望を希望に変える 田中優さん緊急講演会! ■□
「福島原発の現状とこれからの自然エネルギーの可能性」

原発震災の正しい情報、被ばくの実態や日本の新しい
エネルギーについて。被災地支援・復興の過程で、
私たちはこれからどんな世界をつくっていけるのか。

「希望を見つけた!」と全国で大反響の2時間講演。

未来に向けて今できることを、わかりやすくお話いただ
きます。ぜひ、お見逃しなく!


◆◇ 昼の部 ◆◇
4月7日(木)13:30~
Kapo(カポ) 兼六駐車場近く山越ビル2F
http://www.kapolog.com/
定 員:70名(先着順)
参加費:1000円

■□ 夜の部 ■□
4月7日(木)18:30開場・19:00開始
野々市文化会館フォルテ 小ホール
定 員:300名
参加費:1000円

主 催:田中優さん講演会実行委員会
連絡先:076-240-0413 happykoara3@ybb.ne.jp(小原)
076-246-0617(コミュニティトレード al)

※昼・夜とも、託児ご相談ください(お早めに)
(託児問合せ 076-246-0617 アル )

※参加費の一部は、東北関東大震災の義援金にさせて
いただきます。

東京で「フランスの旅 スケッチ展」始まりました。 

2011-03-17 | イベント、お知らせ。
叙情豊かなパステル画を描かれるvasenoirさんこと、
村田旭さんの個展が東京で始まりました。
☆村田さんのブログ 夢舎のつぶやきⅡ

郡山にある村田さんの創作活動の拠点、アトリエvasenoirには、
バレエスタジオ、カフェ、ギャラリーもあり、
町の文化を豊かなものにされてきました。

今回の地震で、アトリエも残念ながら被災されましたが、
村田さんは4月から東京で絵画教室を始める予定で、
ご案内がてら本日3/17(木)~22日(火)まで、
スケッチ展を開催。

被災で用意した油絵の搬入は適わなかったとのことですが、
昨年6月、10月に渡仏され南西フランス、イルドフランスを廻ったときの、
陽光あふれるスケッチが並びます。

東京の皆さん、
ぜひ会場へお運びください。

********************

村田 旭 「フランスの旅 スケッチ展」

3月17日(木)~22日(火)
アトリエかしわ
(JR山手線 大塚駅南口 東京柏屋2階)


コアガラス・とんぼ玉の装身具展。

2011-03-02 | イベント、お知らせ。
骨董の世界へ入って良かったなと思うのは、
多くの素敵な方々と出会えたことがまずあげられます。

そのうちのお一人が富山市在住の蜻蛉球作家のふちこまさんこと林裕子さん。
世間にはあまた蜻蛉球を作る方々がいらっしゃいますが、
彼女の手がける蜻蛉球は精緻でゴージャス。
一般的にイメージされる蜻蛉球の概念を超えています。
うまい言葉が見つかりませんが
「装える美術品」とでも言えばよいでしょうか。

蜻蛉球作家、主婦、お母さん、
そして茶人でもある晴れやかな女性・ふちこまさんは
おない年ですけれど姐さん!とお呼びしたくなる存在です。

そんなふちこまさんとご主人の丙午さんの作品展が今日3月2日から名古屋で。
会場ではふちこまさんが蜻蛉球を組む実演などもされています。
お近くの方、素敵な蜻蛉球の世界へどうぞ。

 
*****************************
3月2日(水)~8日(火) 
「小暮紀一・林裕子 コアガラス・とんぼ玉の装身具展」 
松坂屋 名古屋本店北館4F和洋食器イベントスペース

月と旧暦の茶話会、ご参加ありがとうございました。

2011-01-31 | イベント、お知らせ。


1月29日(土)(旧暦の12月26日)、
一日じゅう小雪の舞う日でしたがお蔭様で月と旧暦の茶話会
「月のリズム 旧暦で遊ぶ・試す・味わう」を無事に執り行うことができました。
講師のLUNAWORKS高月美樹さんをはじめ、ご参加いただいた32名の皆さま、
大変ありがとうございました。御礼申し上げます。

ご参加いただいた方々は、以前から旧暦ダイアリーをお使いの方もあれば、
旧暦についてもっと知りたいと思っていらした方、
何の予備知識も持たずにこられた方などさまざまでしたが、
おはなしをお聞きいただいて「旧暦」というものがはっきり形をなし、
それぞれが何か心にお感じいただけた時間だったのではと思います。

私自身はどうだったかというと、
元来の月好きと民俗学の祭礼行事は旧暦とは切ってもきれない関係であったので、
長らくしぜんと旧暦を意識はしていました。
けれどもその旧暦は、あくまで季節や自然、行事を知るための《ものさし》としてのものだったのですが、
今回、がらりと旧暦への思いが変わりました。

今回、おはなし会のあと参加者お一人ずつ感想を聞く時間がありました。
そのときの応答で、かつて昔の人は時というものは螺旋を描いていると考えていたということを、
高月さんが語りだしました。
螺旋を描いた時間は、くるりと環を描き次の螺旋へと積み上がり、
その上がるところを節、すなわち節目といった。
だからその節目には、立ち止まって時には休み、時には後ろを振り返ってみて、
ズレが生じていればそこで整えて、また進めば良いというのです。

それを聞いたとき、私の心に生まれたのは「ああ、止まってもいいんだ」という安堵感。
癒しといってもいいでしょう。わたしのなかの時候の《ものさし》にすぎなかった旧暦が、
《癒しのツール》に変った瞬間でした。

私のなかでは、時というものはすべからく真っ直ぐ直線に伸びているものでした。
思えば小学校、中学校、高校、短大、そして成人になり社会人になり、
ただ前へ一直線に向かっていた日々。
(私などはまだ序の口、もっと忙しくされてきた方は多いことでしょう)。
その線からはみださない、遅れない。
現代人はどれだけ直線の、キリキリとした時間を歩んできたことでしょう。

旧暦は自然を身近に感じ、心をより豊かにするとともに、
自分をふりかえる、整える、癒しの時間。
まだ旧暦に出会えてない方に、
ぜひ旧暦という時間軸をもうひとつお持ちいただきたいと思いました。

「時を重ねる」という言葉がありますが、
まさに時は螺旋だったから重ねられたのですねぇ。

来たる2月3日は節分、そして旧暦の1月1日。
どうか皆さまこの節目に自分をふりかえり、またこの先へお進みくださいませ。
私はめでたくもこの翌日の、立春生まれ。
自身はここからまた一つ、4巡目の干支の時を重ねていきたいと思います。