★豆の花宙に雀が鳴いており 正子
白や紫色の豆の花はひらひらとしていて蝶のようです。大きな宙には雀が楽しそうに鳴いていて、爽やかな五月の風景です。(井上治代)
○今日の俳句
鳴き交わし夏鳥高き青空へ/井上治代
夏鳥の弾けるような鳴き声が楽しげだ。高く眩しい青空へ飛びゆく姿も生命の楽しさそのものだ。(高橋正子)
○2012年/花冠7月号投句
代田
高橋正子
横浜・四季の森公園
芽柳の緑すがしく雲もなし
横浜・北八朔町
梨棚の白とも言えぬ花咲けり
いたどりの新芽の紅の尖りたる
いたどりの群生瀬水透くほどに
句美子と母を見舞う二句
代田見せ列島下る新幹線
カーネーション駅に求めて見舞いけり
菖蒲の根方あかく染まりて力あり
かまくらの牡丹は風も日も古し
白金台自然教育園二句
杜若のむらさき濃ゆし水照れば
卯の花の盛りや雷雨呼びそうに
○へびいちご
[へびいちご/東京白金台・自然教育園]
★乳牛が啼いておどして蛇苺/中村汀女
★蛇苺黒衣聖女の指が摘む/秋元不死男
ヘビイチゴ(蛇苺、学名:Duchesnea chrysantha)は、バラ科ヘビイチゴ属の多年草。語源についてはヘビが食べるイチゴ、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。畦道や野原などに自生し、日本全土に広く分布する。茎は短く、葉を根出状につけるが、よく匍匐茎を出して地面を這って伸びる。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑。初夏より葉のわきから顔を出すように黄色い花を付ける。花は直径1.5cmほどで、花弁の数は5つと決まっている。花期は4月から6月。果実は表面に粒粒のある赤色で球形、イチゴに多少似たものがなる。毒は含まれないが、あまり味が無いため食用には好まれない。
◇生活する花たち「やまぶきそう・むべの花・むさしあぶみ」(東京白金台・自然教育園)
白や紫色の豆の花はひらひらとしていて蝶のようです。大きな宙には雀が楽しそうに鳴いていて、爽やかな五月の風景です。(井上治代)
○今日の俳句
鳴き交わし夏鳥高き青空へ/井上治代
夏鳥の弾けるような鳴き声が楽しげだ。高く眩しい青空へ飛びゆく姿も生命の楽しさそのものだ。(高橋正子)
○2012年/花冠7月号投句
代田
高橋正子
横浜・四季の森公園
芽柳の緑すがしく雲もなし
横浜・北八朔町
梨棚の白とも言えぬ花咲けり
いたどりの新芽の紅の尖りたる
いたどりの群生瀬水透くほどに
句美子と母を見舞う二句
代田見せ列島下る新幹線
カーネーション駅に求めて見舞いけり
菖蒲の根方あかく染まりて力あり
かまくらの牡丹は風も日も古し
白金台自然教育園二句
杜若のむらさき濃ゆし水照れば
卯の花の盛りや雷雨呼びそうに
○へびいちご
[へびいちご/東京白金台・自然教育園]
★乳牛が啼いておどして蛇苺/中村汀女
★蛇苺黒衣聖女の指が摘む/秋元不死男
ヘビイチゴ(蛇苺、学名:Duchesnea chrysantha)は、バラ科ヘビイチゴ属の多年草。語源についてはヘビが食べるイチゴ、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。畦道や野原などに自生し、日本全土に広く分布する。茎は短く、葉を根出状につけるが、よく匍匐茎を出して地面を這って伸びる。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑。初夏より葉のわきから顔を出すように黄色い花を付ける。花は直径1.5cmほどで、花弁の数は5つと決まっている。花期は4月から6月。果実は表面に粒粒のある赤色で球形、イチゴに多少似たものがなる。毒は含まれないが、あまり味が無いため食用には好まれない。
◇生活する花たち「やまぶきそう・むべの花・むさしあぶみ」(東京白金台・自然教育園)
「夏鳥」の句を今日の俳句にお取り上げいただきましてありがとうございます。
豆の花宙に雀が鳴いており
白や紫色の豆の花はひらひらとしていて蝶のようです。大きな宙には雀が楽しそうに鳴いていて、爽やかな五月の風景です。