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俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表
©髙橋正子 ©Masako Takahashi

4月25日(木)

2024-04-25 07:14:05 | 日記
晴れ

●広島で被爆した92歳の方が、いままで一度も語らなかった被爆体験を語り始めた。このごろのガザへの攻撃、ウクライナへの侵攻などあまりにひどい惨状に、突き動かされたからという。そんな気持ちにさせられるのは92歳のこの方だけではないだろう。平凡に暮らす私にも何か腰を浮かしそうになる日々だ。独裁者の忌まわしさを日々感じる。

●今日は7月の気温になる予報が出ている。早朝、5丁目の丘へ。崖っぷちの公園に着くと、雨の後の雲が晴れていくその下に青い山々が見え始めていた。その山の奥が南アルプス。雲が晴れる様子を見ていると、木を叩く音が聞こえる。欅の大木にアオゲラがいて幹を叩いている。下から見ると灰色の鳥に見える。きゅっ、きゅっと鳴く。飛び去った後を見ると幹に丸い穴があけられている。鵯より大きく見えて、くちばしの先が鋭くとがっている。新緑の公園は、つつじ、さつき、満天星(どうだん)つつじが満開で、しずかないい匂いがしている。

公園出てすぐの林を見ると、アカシアの白い花が咲いている。仰ぐと白い花房が垂れている。見逃してしまうところだった。

鴬も四十雀もオナガまでもが鳴く。先日四季の森で出会った植物や野鳥に詳しい人は、アオゲラの姿はなかなか見れないと言っていた。今朝は、アオゲラが飛び去り、また舞い戻るところ、木を叩くところ、枝に横向きに止まっているところなど、まるごと観察できた。外に出ると、いつもなにか新しいことが一つは見つかる。広葉樹の森は魅力でいっぱい。

いつも何気なく見ている垣根からいい匂いがするので、見るとおがたまの花。
「おがたま」は、あの小ささで学名にマグノリアが入っている。小さい花びらの質感はマグノリア。古い言葉で、「おがたま」は「小さい花」と言う意味らしい。広島や愛媛でおがたまの花は見たことがない。また、白れんはよく見たが、辛夷は見たことがなかった。こちらでは、辛夷はいたるところにあるが、白れんはほどんと見ない。ここは、北の国の印象で、淋しいではないか。



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