俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月11日(月)

2011-04-11 00:20:30 | Weblog
★花の塵掃き寄す少女の一心に  正子
満開の桜の花も散り、桜の木の下は花びらで敷き詰められています。この美しい花びらをいとおしむように、少女は一心に掃き寄せています。その少女の姿を見ながら、花の命の儚さを感じられたことと思います。 (藤田裕子)

○今日の俳句
しゃがみてはタンポポのわた吹きし児よ/藤田裕子
タンポポのわたを見つけては、駆け寄って吹いてみることを繰り返す幼子の仕草がかわいい。子どもながら、けっしてタンポポの茎を折り取らないところ。あるがままをそっと野におく心があることは、素晴らしい。(高橋正子)

◇生活する花たち「桜」(横浜日吉本町・金蔵寺)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月10日(日) | トップ | 4月12日(火) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お礼 (藤田裕子)
2011-04-14 00:00:00
正子先生、「たんぽぽ」の句を「今日の俳句」にお取り上げくださいまして有難うございます。

★花の塵掃き寄す少女の一心に 
 満開の桜の花も散り、桜の木の下は花びらで敷き詰められています。この美しい花びらをいとおしむように、少女は一心に掃き寄せています。その少女の姿を見ながら、花の命の儚さを感じられたことと思います。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事