俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月4日(月)

2010-10-04 12:54:27 | Weblog
★いっせいに月を待つべく曼珠沙華  正子
彼岸花は名月のころに咲きますね。曼珠沙華とされたことにより、名月を待つ華やかさが生まれました。今年は異常な残暑で、十月に入ってようやく姫路では花盛りです。名月にも彼岸にも稲刈りにも遅れていまいっせいに咲いています。(多田有花)

○今日の俳句
露草の色に澄みたる野辺をゆく/多田有花
「露草の色に」の「に」によって、景色が大きくなった。露草の瑠璃色があることによって、野辺がりんりんと澄んでくるのである。その野辺をゆく爽やかさ。(高橋正子)

○花冠11月号発送。
○十五夜ネット句会金(光子さん)・銀(康水さん)・銅(秀之さん、洋介さん)各賞の賞品発送。
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2 コメント

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お礼・コメント (多田有花)
2010-10-06 16:45:19
正子先生、
「露草の色に澄みたる野辺をゆく」を今日の俳句に
お取り上げいただきありがとうございます。露草の色の澄んだ青さ
小さい花ですが印象に残ります。

★いっせいに月を待つべく曼珠沙華  正子
彼岸花は名月のころに咲きますね。曼珠沙華とされたことにより、名月を
待つ華やかさが生まれました。今年は異常な残暑で、十月に入ってようやく
姫路では花盛りです。名月にも彼岸にも稲刈りにも遅れていまいっせいに
咲いています。
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お礼/有花さんへ (高橋正子)
2010-10-07 20:02:31
今年は、彼岸花が咲くのが遅かったそうですが、こちら横浜も同じです。この句は、たぶんお月見の始まる夕方作ったと思いますが、焼き物の里砥部の風景です。
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