俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月24日(金)

2014-10-24 06:51:51 | 吟行
★霧に育ち大根くゆりと葉を反らす  正子
大根の白さ、葉の青さも鮮明に、霧の大地で育つ大根がみずみずしいかぎりです。霧が流れ地上も草木もしっとりと濡れる中、「くゆりと」反らす大根の葉が、冷ややかに澄んだ冬の大気も感じさせてくれます。(藤田洋子)

○今日の俳句
真珠筏浸し秋の海澄めり/藤田洋子
「浸し」が秋海の澄んだ水をよく感じさせてくれる。秋海の澄んだ水に浸され殻を育てている真珠は、美しく輝く珠となることであろう。(高橋正子) 

○無花果(いちじく)
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1 コメント

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お礼 (藤田洋子)
2014-10-20 22:08:35
正子先生、今日の俳句に「秋の海」の句を取り上げていただきありがとうございました。

★霧に育ち大根くゆりと葉を反らす  正子
大根の白さ、葉の青さも鮮明に、霧の大地で育つ大根がみずみずしいかぎりです。霧が流れ地上も草木もしっとりと濡れる中、「くゆりと」反らす大根の葉が、冷ややかに澄んだ冬の大気も感じさせてくれます。
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