空飛ぶタイヤ

ずいぶんと前から持っていたものの、読んでいなかった。
あるとき、ふとしたきっかけから読み始めるが、数ページ読んだ
ところで、なんとなく、その内容の重さに、読むことを断念していた。

しかし、先日、「やっぱりもうちょっと読んでみよう」と　読み進めると
たまらなく面白くなった。　通勤電車の中だけではたまらず、夜中に
目が覚めて読みふけることもあった。

クライマックスへの持って行き方が、若干強引に感じないでもなかったが、
面白く読ませていただいた。

この流れで、次なる作品へと。

ハンバーグ

美味い料理を自らの手で作り、食したいという願望が強くある。
普段、一般家庭ではおそらく作らないだろうなと思うものまで、
そのレパートリーは多岐にわたる。

ハンバーグ。

このメニューは、おそらく、たいていの家庭で、一般的に作られ、
そして、笑顔と共にテーブルにならび、食されているメニューだろう。

がしかし、私の場合、これまでただの一度も満足の行くハンバーグを
作ることができないでいた。　何度もチャレンジしたし、いろんな
料理本なども参考にした。

上手くいかないので、自分で食す以外、他人に提供したことはなかった。

ある日、伴侶が「ハンバーグ食べたい！」といつもの調子で言い放った。
気乗りはしない。美味しくできないのだから。

普通ので良いと言う。　普通という基準が明確ではないが、いわゆる
ミンチを捏ねてまとめて、焼けば良いという程度のものなら簡単にできるので、
その日はハンバーグに取りかかる。

いつものように作ったのでは、たいして美味しくもないハンバーグに
なってしまうことは明白で、今回は、材料や、捏ね方、焼き方まで、変えてみた。

するとどうだ、「美味い」

これまで、自分で作ってきたハンバーグの中で一番美味かったことはもちろん、
専門店のそれと比べても引けを取らないほどのハンバーグが出来た。

４枚出来たので２枚を冷凍し、後日それも食してみた。
冷凍→解凍のものも、同様に美味いではないか。

試行錯誤の上、偶然の産物に違いないが、これは、快挙といって良い。

忘れないうちに、近々また作ろうっと。