高校生の娘に聞くと、少なくとも女子は「マスクを外していい」と言っても、外さない子が殆どだそうである。
メイクと同じで可愛く見えるから、今さらスッピンなんか恥ずかしい、それに耐えられないという意識からである。
あの年頃の自意識というのは凄まじい。
過去にも、汚ギャルとかヤマンバメイクとか理解に苦しむものに取り付かれるみたいだけど、その情熱は他人が止められるものじゃなかった。
本人が気の済むまで、燃え尽きるまでトコトンやるしかないと思う。
せめてそういう自意識のない、園児や小学生は外させてあげたいと思うけど、今度は教師らがそれを怖がる。
女子高生がスッピンを酷く怖がるように、教師は上に逆らって組織から浮くことを強烈に怖がるのだ。
この両者の怖がり度は全く同じで、どっちかの気持ちがわかる人は、その強さがわかるのでは?と思う。
その恐怖を鎮めてマスクを取らせるのは、テコでも動かないほど難儀である。
両者の恐怖に比べたら、いわゆる、そんなことしてたら免疫力が落ちるよとか、子供の情緒や発育に…なんて憂いは、カンタンに跳ね飛ばされる( ̄_ ̄ i)
無駄だ…彼らの恐怖心や「やりたい」という若さの前には、太刀打ちできない…