私の母親は、S新聞を20年以上歩いて配達したような超純粋なS信者だったけど、意外にも私より早くSの非活になった。
なので私は、多くから聞いた「何を言っても通じないゴリゴリのS脳を身内に持つ悩み」は実体験としてはなかった。
が、コロナ騒動を始め、報道のヤラセを「あんなの全部ウソだから」と言った時の反応の激しさを見て、ああなるほどこれか…と、それがどういうものかしみじみとわかった。
もう何を言ってもけんもほろろ。
登っても登っても一歩も進まないツルツルの坂道の如し。
「政府や医者やNHKが国民を騙すわけないでしょっ!!そんなこと万が一でもあり得ないわ。なら世の中の人が全員騙されていることになるじゃないの。アンタは頭がおかしくなっちゃったのよ!!」
と叫ぶ剣幕は、信じている宗教を否定された人と全く同じ。
本当に全く同じ。
宗教に限らず、人は自分が信じているものを否定されると精神が崩壊する生き物なんだと改めてわかった。
政府も医者もマスコミも製薬会社も、公の場なんだから嘘をつくはずがない。
そんなところで嘘をついたら警察に捕まるはず。
という教え?常識?概念?を信じて生きてきた幾歳月をリセットするなんて、もはや不可能。というか、これも信教の自由なんだと諦めた。
NOと言おうよ!!と威勢よく思う日もあれば、人の意識を変えるなんて不可能と無力感に襲われる日もある。
希望と絶望を繰り返しながら、2021年も残り少なくなっていく…