誇り

本当に久しぶりに、贔屓にしている寿司屋に行った。

やっとアルコールの注文がOKになったので、呑めて、ノーマスクで、ノーワクチンで、言いたい放題できる姪っ子と、この上なく楽しい時間を過ごした。

後で姪っ子から「今までで確実に、一番美味しかった！！」というラインが来たけど、私も同感である。

姪っ子と、その妹であるニュージーランドに留学中のもう一人の姪っ子の話になった。

私と彼女は、首相（ジャシンダ・アーダーン ）が、いかにヤバイ女かで盛り上がったけど、留学中の姪っ子の話だと「彼女は国民の間では大人気で、悪口を言う人は聞いたことがない」そうで、この温度差を埋める説得は難しい。

でも何というのか、そんな度々起こる主義主張の違いを凌駕する強い愛情が、チンケなそれらを圧倒してきた…そんな気がしてならない。

夫の実家と我が家は、本当に良好である。

宗教や思想の違いや、

この騒動の中での、白い巨頭さながらの巨大病院の事情や、

ふつうならこじれて然るべき難題のあれこれが、今更でなく、これまでも、どんなに厄介に降りかかっても、

私たちは、敢然と乗り越えてきた。

キレイ事ではなく本心で格闘して、でも最後は笑顔になれる、偽善ではない本気の強さというのかな。

私はつくづくも嫁ぎ先に恵まれた。

ある日、道端で会った軽薄な出会いが、意外にも奇跡を見たような本心である。

どんな境遇に生まれようと、こんな例もあるんですよ。