の坐すと地と魂の鎭まる地

社や陵、墓所についてや、について勝手氣ままに綴っていきます。

甲神社

2011年11月24日 22時05分19秒 | 近畿(奈良)
■社號標、鳥居■
(25th January 2010)
 


★甲神社★ 奈良県吉野郡大淀町大字今木小字畑中367

・祭神は大己貴命、素盞嗚命、月讀命、保食命。

・神體は三神像、および、蘇我入鹿の甲と鎧。

・創建由緒等不詳。

・古來、入鹿大明神と稱し、その甲を奉納したという。

・明治時代末まで蘇我入鹿の命日である九月二十三日に祭典を行っていたという。


■拜殿■
(25th January 2010)
 


■本殿、末社■
(25th January 2010)
 

 末社春日神社(手前)は武甕槌命、經津主命、天兒屋根命、比賣命を祀る。末社伊勢神社(奥)は天照大神を祀る。


■神木■
(25th January 2010)



((コメント))

2010年1月25日

 甲神社は國道三〇九號線吉野郡大淀町の今木のバス停の近くに鎭座する。昔は、この近くに丹生川上神社下社の一の鳥居があったと傳えられることより、なんらかの關係があるのかもしれない。さらに、大化の改新前夜に殺害された蘇我入鹿に關わる社でもあるようで、ここに、蘇我氏の謎があるような氣もしないでもない。近くにある允恭天皇皇子坂合彦皇子の墓もあるが、眉輪王とともに、葛城大臣円の館に逃げ込み、そこで燒き殺されたという話もあり、葛城臣の影も少し見える。非常に興味深いところである。いずれにせよ、蘇我入鹿という人の素性と謎を解き明かすことが、日本の古代史についての眞實を暴くことに繋がるのであろう。個人的には、蘇我入鹿が聖太子であると思うのだが。


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