古今のお茶のお道具名品が陳列される「茶の湯」展に行ってきました。
まだお茶を初めて2年ほどしか経っていないので、実際のところお道具の良し悪しはあまりわからないのですが
たったひとつのお茶碗のためにお茶室を建てる、という執念というか、審美観というか、とにかくそういう魂の入った
美術工芸品の数々に恐れ入った次第。
本職の陶芸家ももちろんいらしていて、友人と二人で展示の前であれこれ話していると、親切に話しかけて下さり
詳しく説明してくださったり、ありがたかったです。
呈茶のお席はすでに予約がいっぱい。
博物館の裏庭には初めて入りました。
この日の湿度の少ない爽やかな風に緑がそよぎ、ひらひらと舞う花吹雪も美しかった。
まだ4月なのに、5月のような新緑真っ盛り。
着物(袷)を着て歩き回ったのに汗もかかず、とても快適な天候。
お茶関係の展示のせいか、着物を召してらっしゃる方もたくさんいらして目の保養になります。
ケンロクエンキクザクラ、という桜可愛い八重桜が真っ盛り。
いくつかお茶室が点在し、まるで京都を歩いているようです。
気持ち良く過ごした一日でした。
今日の着物はこんな感じ。帯と帯締めは母の形見なのでちょっと古めかしい(^^)