2月11日(祝) 曇り
午前中の仕事を終え玄関を出たらなんと雪がちらほら。
上野発宇都宮線にて浦和まで。
上野からは京浜東北線、高崎線、宇都宮線・・・実にさまざまな路線が出ていてわかりにくい。
浦和を降りるともう雪は止んでいるが寒い。
駅近くの「富士そば」に入って鴨南蛮を食べる。
初めて入ったが、早くて安くて案外美味しくて街道歩きのお昼にはもってこいである!
(やはりお客はおじちゃんたちが多い^^)
浦和~北浦和~与野~さいたま新都心駅~大宮まではほぼ京浜東北線に沿って歩く。
浦和の地野菜の並んだ二七市場跡などを過ぎて線路を越える。
与野あたりの途中のお寺(廓信寺)の枝垂れ梅などちょっと目を楽しませてくれる。
このあたりから続くケヤキ並木はなかなか見ごたえあり。
近代的ビルの建つ「さいたま新都心駅」を過ぎて大宮が近づく。
今回は、この路線界隈のさいたま市の再開発にただただ驚いた。
ここで中仙道からちょっと外れて、「大宮」の名の由来となっている氷川神社を参詣する。
初めの鳥居から十八丁(約2㎞)の長い参道を歩く、今日は建国記念日(紀元節)だからか
割合参拝客が多い。
途中の名物店「氷川だんご」屋さんで焼き団子と揚げ饅頭を買い、歩きながら食べる。
なかなか落ち着いた、緑も池の景観も清々しい神社である。
本殿近くのクスノキが素晴らしい。
さて、神社から裏道を通り、元の中仙道に戻って次の宿場上尾に向かう。
大宮からは、東北線と分かれて高崎線に沿うようになる。
やたらと長く続く宮原地区を経てずんずん歩く。
「おがくず風呂」・・こんな温泉もあったり・・。
お昼を食べてからここまで、全く腰かけ休憩を取っていないのでちょっと疲れたが、ベンチを見つけても座ってじっとしていたらたぶん寒かろう、とそのままとにかくずんずん歩く。
こんなにしっかり歩いても全然汗もかかないのだから今日の寒さはただごとではない!
さてようやく「上尾市」の標識。
ふーむ、上尾市はさいたま市ではないのだな、と変なところに感心。
このあたりはわずかに畑が残っている。
「さいたま市」は近年いろいろ町名整理が行われ、なかなか理解できないのだがこうして歩いてみるとなるほど、と思う場所多々あり。
上尾駅も間近になると宿場の目印ともいえる「氷川鍬神社」が街道の左側にある。
そこに座っていた雪だるま。
先週からの雪であちこちで雪だるまを見たが、どこでももう半分溶けかかっている。
「おもしろうて やがて悲しき 雪だるま」・・・(芭蕉の鵜飼いの句から借用^^)
この鍬神社の向かいが本陣跡らしいが、現在はパーキング。
本日歩いた宿場には殆ど当時の遺構は残っていない。
きれいに立派になった上尾駅から17時40分の高崎線に乗って帰宅。
途中で見た標識。
「仲仙道」「中山道」・・いろいろな表記があるものです(^^)
本日の歩行距離:約13㎞。京都まで約500㎞。