23日(火)の4面に載った小さな記事ですが、次のような見出しが気になりました。
平泉の世界遺産拡張登録「骨寺」除く方向
一関市長「理解しがたい」
一関市の佐藤善仁市長は22日の定例記者会見で、世界遺産「平泉の文化遺産」の拡張登録について、同市の骨寺(ほねでら)村荘園跡地を含まず、柳之御所(やなぎのごしょ)遺跡(平泉町)のみとする議論の方向に「理解しがたい」と反発したそうです。
佐藤市長は「そもそも文化庁が『骨寺を入れなければ平泉の世界遺産登録自体が難しい』といい、県も市も同調した」と当初を振り返り、県などが年度内に文化庁に推薦書素案の目指す中、専門家による拡張登録検討委員会が柳之御所のみとする案を支持したことに疑問を呈しました。
ここで疑問なのが『骨寺を入れなければ平泉の世界遺産登録自体が難しい』のに、なぜ「骨寺村荘園遺跡」は関連遺産の一つとしたまま登録されたのか、ということで、調べていますが答えが見つかっておりません。
地元住民は世界遺産登録という期待を背に、中世の面影を残す農村風景を、作業効率を度外視して守り続けているそうです。
平泉には高校時代に修学旅行で赴いたのが最初です。
その時は中尊寺金色堂を拝観しました。35ミリハーフサイズの、白黒写真が残っています。
次に出かけたのは社会人になってからでした。平泉駅前の古風な旅館に泊まり、毛越寺に参詣しました。
その時に撮った庭園の風景写真が、社内報の表紙を飾りました。
平泉の文化遺産が世界遺産に登録決定したのが、平成23年(2011年)でした。
中尊寺、毛越寺は勿論のこと、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山が登録資産に含まれています。
平泉が好きな私としても、とても嬉しく思ったのを覚えています。
そして、今回登録資産に2つの遺跡を追加しようという動きがあったのを承知しています。
骨寺村荘園遺跡が外されたのは、価値はあるものの推薦書を作成するのに時間が掛かるという理由だそうです。
それならば、時間を掛けてでも2つを同時に拡張資産として申請する方法もあったように思えます。
いずれにしても地元の方は取り組みを続けられるそうですから、頑張っていただきたいと思います。
「気骨」いい言葉ですね。意気込みが伝わります。
古希を迎えて、ますます磨きが掛かる山歩きさんの川柳ですね。
折しも今日は「川柳発祥の日」だとか。二重にお目出度いことだと思いました。
高校時代の修学旅行、会社報の表紙について思い出していただき良かったです。
華やかな建造物は金色堂だけと、京都や奈良、姫路城に比べて地味な世界遺産ですが、shuさんは内面に目を向けておられ、素晴らしいと思いますし、今回の追加についてもご存じとのこと、地元民の私は恥じ入るばかりです。
気骨をお褒めいただき嬉しいですし、古希と川柳の日についても触れていただきありがとうございます。古希、バレてましたか(笑)
暑さと雨を避けて山歩きを控えていたら秋の気配が、古希の山歩きを考えないと。