今日5月22日に早池峰山に登ったが、帰宅後のビール&ワインでほろ酔い加減となりブログをまとめる状況にないのでとりあえず花のことだけとし、次回は登山道のこと・見えた山のことを書いてみたい。
各種情報源によれば残雪多め花は少なめだったが、昨日の久しぶりの大雨と強風から一転今日からは晴天が続くとの予報と、開花したヒメコザクラに誘われたもの。
情報のとおり花が咲いていたのは5合目までで、明日からの好天と高温で開花が進むことを期待したい。
物の本によれば14種に10亜種あるサクラソウ属のうち、8種が北海道特産、本州の中部以北特産が1種、北海道と中部以北が2種、東北地方特産が3種と、サクラソウの仲間は特産種が非常に多いとある。
その中の一つが早池峰山のヒメコザクラであるが、同じように白い花を咲かせるヒナザクラと実によく似ておりその違いについてその本には記述なし、
ヒメコザクラ
別な物の本によれば、ヒメコザクラは花の大きさ8~10mmで草丈3~10cmぐらい、ヒナザクラの花の大きさは10~15mmで草丈10cmぐらいとあり、ヒメコザクラはヒナザクラより一回り小さいことが分かる。
また県内の生育場所については、ヒメコザクラは早池峰山の特産だったが大東町の蛇紋岩地帯からも発見されたとあり、ヒナザクラは八幡平、岩手山、秋田駒ケ岳、須川岳(栗駒山)など奥羽山地とあるので生育場所によって判断することになるのだろう。
昨年須川岳(栗駒山)や秋田駒ケ岳で撮影したヒナザクラと比較してみても大きさは比べようがないが、姿かたちに違いはあるのだろうか。
ヒナザクラ(須川岳)
ヒナザクラ(秋田駒ケ岳)
ヒメコザクラ
並べると少し違うかな。
ヒメコザクラ以外に咲いていたのはミヤマキンバイだが、イワキンバイと言う酷似したものがあるようで、ミヤマキンバイは高山帯の砂礫地に生育し、イワキンバイはもっと低い場所の岩上に生育し葉が革質で鋸歯が荒く花期が早いことで区別出来るとある。
しかし判断が難しく、今まで各地の山で見てミヤマキンバイと思っていたものにイワキンバイが含まれているかもしれないが、今更写真を見直して詮索することは止めておこう。
雄しべの葯が赤くなっているものとそうでないものがあったが、肉眼では分かるはずもない。
ショウジョウバカマは下山してもうすぐ登山口というところで一つだけ見つけたもので、ものすごく珍しい花に出会った気分。
ミツバオウレンは咲き始めで、透きとおったような感じでか弱さも見えた。
(セリバオウレンかもしれません 5月31日 追記)
ヒメイチゲは数が少なかったが何とか見つけることが出来た。
ミネザクラは1輪か2輪咲いたばかりで、開花宣言はまだ出せないところ。
見事なキクザキイチゲは小田越登山口から河原の坊登山口までの車道を歩いているとき見つけたもので、アスファルト舗装の直ぐ隣に沢山咲いていた。
花の巻終わり 山の巻へ 続く
早池峰登山お疲れさまでした。
雪解け直後でなければ見られないお花がきれいですね。
白山ではハクサンコザクラの群落がきれいですよ。
まだ雪が残っているのに、まるで氷漬けされていたかのように開いたお花がとても新鮮に見えます。
早池峰は固有種が多い山ですね。
白山に固有種があるかどうかは知りませんが、ハクサンの名前が付いたお花は多くあります。
是非、探してみてくださいね。
早池峰の山の様子を聞かせていただけることを楽しみにしています。
山頂付近の雪がついた岩場はご苦労されたのではないでしょうか。
無事に下山されて、何よりでした。
いつもコメントありがとうございます。
爆睡しておりまして続編はまだ着手しておりませんが、夕方迄にはなんとかしたいです。
花が少なくヒトも少なかったので、今まで写さなかったもの、蛇紋岩なども載せたいと考えてます。
ご存知のように、蛇紋岩が固有種の多いことに影響していますが、生半可な記憶では書けないので、物の本を見ながらとなります。
今のところ足腰に異常がないのは、訓練の成果かなと思います。