山歩き

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かき集めばらまくだけの再点火

2019-12-10 10:54:21 | 時事川柳

 6日付けの第3面に 災害復旧加速へ7兆円 と大きな見出しの記事が載りましたが、その概要を転記すると以下の通りです。

 政府は5日、臨時閣議を開き、事業規模26兆円となる経済対策を決定した。台風19号などの大規模災害からの復旧・復興を加速し、「国土強靭化」を推進する。景気下振れリスクや東京五輪後を見据え、2019年度補正予算案と20年度当初予算案を合わせた「15カ月予算」を編成。中小企業支援やIT 教育の普及対策などを盛り込んだが、国・地方の財政支出は13兆2千億円に達し、国の借金は一段と膨らむ見通しだ。

 同じ3面から、見出しが 経済対策26兆円 再点火というばらまき の「論説」の冒頭を転記すると、果断な政策を通じて、アベノミクスを「再点火する」。そう政府は銘打ったが、実際は再点火に名を借りたばらまきではないか。

 さらに目を転じた5面から転記すれば、政府が3年ぶりに経済対策を決定した。「桜を見る会」を巡る野党の追及が続く中、規模ありきで企業や自治体などの支出をかき集め、事業費26兆円という巨額対策の演出に腐心した。ただ、実効性を伴わない過剰な予算計上だと指摘される事業も多く、景気下支えの効果はおぼつかない。

 結局は記事の中から文言をかき集め、ばらまかずに組み立てただけの句でしたが、認めていただいた次第です。

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