アメリカのアトランタで行われたスノーボードのワールドカップで、ビッグエアに出場した岩手県出身の岩渕麗楽(いわぶちれいら)選手が、今季2勝目を飾り総合優勝を果たしました。
ビッグエアはスノーボード競技の一つで、スピードではなくジャンプの高さや回転の難易度を点数化して競うもので、体操競技の跳馬みたいなものでしょうか。これは、何かで調べたものではなく、テレビ観戦や新聞を読んで得た知識を自分の言葉で記したものですが、当たらずとも遠からずだと思います。
平昌冬季五輪では4位に入り惜しくもメダルを逃した岩渕選手ですが、ワールドカップでは2季連続の優勝、特に今季は2900点を獲得し2位の1620点に大差を付けるという見事な勝ちっぷりでした。
同選手は県南地方の出身で地元の高校に通う3年生ですので、練習する環境に恵まれているとは言えないのですが、ご家族の支援により遠くまで出かけて練習を積み重ね、150㎝程度の身長とは思えない大きなジャンプを身につけました。
昨季のワールドカップジャンプ競技では、八幡平市出身小林陵侑選手が圧倒的な強さで優勝し今季も首位に立っておりますが、北海道や長野県に比べれば練習する環境は見劣りする訳で、やはりご家族の絶大なるサポートがあったそうです。
岩手県出身の世界レベルのアスリート、大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希(これから)、小林陵侑に続く紅一点の岩渕麗羅、頑張って欲しいと思います。
余談です、県南地方に多い岩渕姓、サッカーなでしこジャパンの岩渕真奈選手は武蔵野市出身ですが、ご両親は岩手県の県南地方のお生まれと聞いております。