安倍政権が目玉政策として進めている社会保障改革に強引さが目立ってきており、閣僚と有識者を集めた新設会議では政府方針に異を唱えた方の一部発言が記事録に記載されなかった問題が表面化しました。
『勤労意欲を減退させるという議論があるのは承知しているが、経営者の目から見るとそんなことはないのではないか。働く意欲がある人は結構いる。財源の問題もあるので慎重に検討した方がいい』
この全世代型社会保障検討会議での中西経団連会長の発言が、公表された議事録では『財源の問題もあるので慎重に検討した方がいい』 これだけになってしまいました。
都合の悪い部分を黒塗りすればそこに何かあるのではと勘繰ることも出来ますが、これでは同氏の発言に皆納得してしまい戦時中の大本営発表のような悍ましさを覚えました。
勝ち戦は声を大にし、負け戦はひた隠しに徹した大本営発表、私はリアルタイムで聞いたのではありません、念のため。