安倍政権が目玉政策として進めている社会保障改革に強引さが目立ってきており、閣僚と有識者を集めた新設会議では政府方針に異を唱えた方の一部発言が記事録に記載されなかった問題が表面化しました。
『勤労意欲を減退させるという議論があるのは承知しているが、経営者の目から見るとそんなことはないのではないか。働く意欲がある人は結構いる。財源の問題もあるので慎重に検討した方がいい』
この全世代型社会保障検討会議での中西経団連会長の発言が、公表された議事録では『財源の問題もあるので慎重に検討した方がいい』 これだけになってしまいました。
都合の悪い部分を黒塗りすればそこに何かあるのではと勘繰ることも出来ますが、これでは同氏の発言に皆納得してしまい戦時中の大本営発表のような悍ましさを覚えました。
勝ち戦は声を大にし、負け戦はひた隠しに徹した大本営発表、私はリアルタイムで聞いたのではありません、念のため。
お互いに山から遠ざかっている今日この頃ですが、久しぶりの貴兄の投稿を拝見すると、お元気そうで何よりです。
さて、今回の句は、まさに安倍政権の本質をついているように思います。
民主主義では少数意見も尊重すべきであると、小学生時代に習った記憶がありますが、ほぼ同年代の首相はどう習ったてきたのか?
少数意見をことごとく無視し、しかも自分優先で政権を進めてきた結果、格差が増大し社会弱者が増えてきているように思います。
恐らく、桜を見る会(観るではなく見る)の件でも、山歩きさんの句が直ぐに登場すると思いますが、臭いものに蓋で済む問題ではありません。
私は、桜を見る会の件は、倫理違反はもとより、法律違反だと思います。
大変残念なことに、googleで「桜を」で検索すると、安倍首相のいやなニュースばかり出てきます。
本来の桜の美しさが出てこないのです。桜のお花までを被害者にするこの政権、早く去って欲しいものです。
仰るように10月10日の八甲田大岳が結果的に山納めとなり投稿は時事川柳だけとなりましたので、ボツが続きますと安否の心配をおかけすることになります。
Shuさんの投稿に対するコメントも考えるのですが、登山や高山植物以外のことについては頓珍漢なコメントになりそうなので遠慮しているところです。
現政権に対するアレルギーを感じている方は多いはずですが、民主党政権の失敗がいつまでも尾を引いているのか、選挙をすればこの通りで歯がゆい思いをしております。
桜を見る会については川柳子にとって格好の話題ではありますが、またこんな事かとがっかりもさせられます。
失言した閣僚は直ぐ更迭し、桜を見る会も急転直下中止を発表する手際の良さには、敵ながら天晴れと自嘲気味にならざるを得ず、野党の追及に期待したいところですがこれまでの慣行で民主党政権でも同じだと切り返すのは目に見えていますね。