はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

5月の上高地(徳沢あたりの風景です)

2023-05-26 19:15:15 | 山歩き
長く綴って来た5月の上高地も、今回が最終回です。
今回は、徳沢周辺のニリンソウ群生地の風景です


徳沢が近づいてくると、左岸コースの道も梓川べりを行きます。左手には明神岳〜前穂高岳の展望です。



中央の一番高い所が明神岳の本峰で右側の高い所が前穂高岳の頂上です。



振り返ると六百山も遠くになりました。



しばらく歩くと徳沢に到着です。この辺りのニリンソウも見事でした。



徳沢も素敵なキャンプ場です。(若い頃に何度かキャンプをしました)赤い屋根は徳沢園です。



徳沢園のみちくさ食堂でコーヒーを飲んで行くことにしました。徳沢園も素敵なお宿で何度かお世話になりました。



テラスから見上げる明神・前穂の岩壁です。



そろそろ小梨平に戻ることにしましょう。キャンプ場の横を流れる小川も綺麗でした。



徳沢にはまたキャンプで訪れたいものです。後ろの山を登っていけば蝶ヶ岳ですが、イヤになる程長い尾根道です(笑)



ニリンソウの群落をバックに読書に勤しむ御婦人です。



徳沢からの帰路は、期待していたように花も開き、往路以上の景色が広がっていました。



5月に上高地(徳沢)に来るのは初めてでしたが、本当に来て良かったです。



それも想像していた以上に素晴らしいニリンソウの群生地でした。



白くて可憐な花です。



斜面の見えない所まで続くニリンソウの群落です。



この先どこまで咲いているのでしょう。



斜面一面に咲くニリンソウです。



忘れられない風景の一つになりました。



そんな中に緑色のニリンソウが咲いていました。(咲いているよと教えてもらいました)



実は金剛山でも見たことはあったのですが、写真はピンボケでした(笑)



最後に珍しいニリンソウまで見ることが出来て大満足でした。



このあとは早足で小梨平キャンプ場に戻り、小梨平食堂で昼食を食べて、1時30分発のバスで上高地を後にしました。

小梨平でのキャンプと見ごろを迎えたニリンソウを見るという、二つの目的を達成することが出来ました。
そして、何よりも晴天の穂高連峰をずっと眺められたのが最高に幸せでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。皆さんも来年の5月には上高地にお出かけください。


※撮影日 2023.5.18

5月の上高地(ニリンソウの咲く道を歩きました)

2023-05-25 19:15:15 | 山歩き
明神までやって来ましたが、今回の目的地は徳沢です。
徳沢ではニリンソウの群生地が楽しみでした。


明神館の裏にも大きなニリンソウの群生地がありました。
感心していると、通りがかった登山者が、この先にもっと大きな群生地があるよと教えてくれました。



明神から15分ほど歩くと明神岳の見え方が変わってきました。鋭さが増してきたようです。



このあたりからニリンソウの群生地があらわれはじめました。奥の方まで群生地が続いています。



まだ開ききっていませんが、十分に綺麗です。



マクロレンズは持っていませんが、レンズを花に近づけます。



見ごろを迎えた時期にここへ来られてラッキーでした。



この道は若い頃から穂高や槍の行き帰りに何度も通った道です。夏山が多かったので、5月がこんな風だとは知りませんでした。



小川の向こうにも咲いています。



まだ太陽は低いので、木の影が長く伸びます。



面白い木がありました。



少し進んではニリンソウを撮影します。



友人も撮影に夢中です。



お猿さんは毛づくろいです。



道の両側にニリンソウの群落があります。想像していた以上の群生地に感動しっぱなしでした。



今はまだ完全に開ききっていない時間帯ですが、帰りにもここを通るので楽しみです。



道が梓川の河原に出ると、左手に明神岳から前穂高岳への稜線があらわれました。



前穂高岳の頂上です。



人を寄せ付けない岩壁です。



梓川の上流の奥の方には大天井岳が見えました。



もう少しで徳沢です。徳沢ではどんな景色が待っているのでしょう。

<つづきます>

※撮影日 2023.5.18

5月の上高地(早朝の上高地を散策しました)

2023-05-24 19:15:15 | 山歩き
この日は徳沢まで散策しました。目的は見ごろを迎えたニリンソウです。
朝7時に小梨平キャンプ場を出発し、左岸コースを歩いて、まずは明神に向かいます。


朝の明神へと向かう道です。まだ歩く人も少なく静かな散策が楽しめます。



早朝のニリンソウはまだ蕾ばかりでした。



シロバナエンレイソウです。



これはハシリドコロでしょうか?猛毒があるらしいです。



しばらく歩くと、まだ新鮮なクマのフンがありました。このあとクマ鈴を盛大に鳴らして歩きました(笑)
帰ってから調べると、この日はクマの目撃情報が何件かありました。あまり美しい物ではないので写真は小サイズです。



明神が近づいてくると、明神岳が大きくなってきます。



明神岳には一般ルートはありません。エキスパートのみに許された山です。(GWには遭難事故がありました)



梓川の上流です。見えている山は中山です。奥に見えるのは、大天井岳だと思うのですが。



この辺りからニリンソウの群生地があらわれました。



まだ蕾のものが多いです。



陽の当たりだしたニリンソウが開き出しました。



見ごろを迎えたニリンソウです。



これでも立派なニリンソウの群生地ですが、まだまだ序の口でした。



池に映り込んだ明神岳です。



美しい池でした。



明神に到着です。小梨平から約50分でした。



変な声が聞こえるので、見上げればサルがいました。



このあと徳沢をめざして歩き出しましたが、その道の両側には見たことのないようなニリンソウの群生地がありました。
次回につづきます。

※撮影日 2023.5.18

5月の上高地(明けゆく穂高岳)

2023-05-23 19:15:15 | 山歩き
10時前にはシュラフにもぐりこんで寝たのですが、夜中に頻繁に目が覚めて熟睡とはいきませんでした。
穂高の様子も気になったので、4時過ぎにテントから出て夜明けを待つことにしました。


午前4時36分、まだほんのり明るい穂高岳です。



モーニングコーヒーを飲みながら、明けゆく穂高を眺めます。



このミニテーブルはビーパルの付録です。ビーパル は普段は読みませんが、付録欲しさに購入しました(笑)



1枚目から30分ほど経ちますが、あまり変化はありません。



この日の日の出時刻は4時40分でしたが、山の中では関係ありません。



西穂の稜線がほんのり明るくなってきました。



テントからは見えずに気がつかなかったのですが、焼岳が朝日を受けていました。



六百山の前山も明るくなっていました。



時刻は5時27分、明るさが増してきました。



西穂の稜線は東南を向いているので朝陽を受けやすいです。



涸沢に居ればモルゲンロートが見られたでしょうか。



穂高もやっとお目覚めのようです。



5時43分、明神岳の端っこから太陽が姿をあらわしました。



太陽の光が当たると、対岸の木々の緑が輝き出します。



5時52分、今日も素晴らしい日になりそうです。今日は徳沢まで見ごろを迎えたニリンソウを見に行きます。



<つづきます>

※撮影日 2023.5.18

5月の上高地(小梨平キャンプ場が最高でした)

2023-05-22 19:15:15 | 山歩き
今回、上高地にやって来た目的の一つは、小梨平キャンプ場でキャンプをすることです。
昨年テントを新調してオートキャンプには何度か行きましたが、小梨平でキャンプをするのが夢でした。
小梨平でのキャンプはオートキャンプの延長みたいなものですが、それでも一応山のキャンプといえるでしょう。
そして、なんと言ってもキャンプ場からの景観が素晴らしいことが小梨平キャンプ場に憧れた理由です。


大正池からバスに乗って上高地バスターミナルに戻って来ました。午後になっても雲ひとつない素晴らしい天気です。



カラマツの新芽です。(だと思います)



バスターミナルから川沿いを歩いて河童橋に向かいます。



河童橋のたもとでは渡辺画伯が穂高を描いていらっしゃいました。上高地を描き続けて60年だそうです。



小梨平のテントに戻って来ました。



すると、数人の西洋人がやって来て、何と川に入ってしまいました。夏でも冷たい梓川ですが、西洋人の身体や思考はどうなっているのでしょう?



そんな彼らを横目に、まったりとする私です。チェアーは山には持って行きませんが、小梨平なら近いし、何と言っても穂高を眺めるにはこれです。



こんな景色を眺めていました。



この日は空いていましたが、川べりのサイトは人気のようで、GWはいっぱいだったそうです。



クレイジー?な連中も帰って行き、静かなテントサイトに戻りました。



夕飯までは時間があるので、穂高を眺めてゆっくりと過ごします。



日が傾いて来たようです。時刻は5時をすぎました。



対岸の木々に夕日が当たって綺麗でした。



明神岳はまだ明るいです。



テントサイトの影も長くなりました。



奥穂高の頂上付近だけ陽が当たっています。



奥穂の上を飛行機が行きました。



奥穂の頂上付近が最後の光を受けています。



お楽しみの夕食です。今回は鍋料理です。このキャンプ場ではクマ対策として、BBQは禁止です。(焚き火も禁止です)



売店で売っていたアルプス正宗も美味しかったです。(ここの売店で何でも揃います)



午後7時になりましたが、まだこの明るさでした。思っていたほど寒くはありませんでした。



夜の楽しみは星空撮影です。テントの前から写せるのが嬉しいです。今回はミニ三脚を持って行きました。



思っていたイメージとはちがいますが、何とか穂高と星空が撮れました。(天の川は夜中に出るので諦めました)



はじめにも書きましたが、小梨平キャンプ場には一度は泊まりたかったのですが、予想以上に大満足でした。
思っていた以上に素晴らしいキャンプ場で、また泊りに行きたいキャンプ場になりました。(次は立山雷鳥沢キャンプ場に行く予定ですが。)


<つづきます>

※撮影日 2023.5.17