はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

サンシュユの丘で歴史を想う

2019-03-26 19:00:00 | 花めぐり
サンシュユの丘シリーズも、今回が最終回です。



ところで、この丘は古代寺院の山田寺が建っていたすぐ近くにあります。ちょっと歴史を振り返ってみましょう。



山田寺は、蘇我倉山田石川麻呂の発願により7世紀半ばに建てられたお寺です。石川麻呂は蘇我氏の一族ですが、乙巳の変では中大兄皇子に加担しました。



山田寺には丈六の仏像がありました。(丈六とは仏像の身長のことで、立像は約4.8メートルもあります。)



奈良の興福寺に国宝に指定されている仏頭がありますが、その仏頭こそ山田寺にあった仏像の頭部なんですよ。



記録によると、1187年に興福寺の僧兵が山田寺に押し入り、薬師三尊像を興福寺に持ち去ったそうです



その後、興福寺も平重衡に焼かれてしまいました。その時に仏頭だけが焼け残ったそうですが、その後、昭和12年に再発見されるまで、世間からは忘れられていました。



下に見えるのが山田寺跡です。そんな歴史を見守ってきたのがサンシュユの丘でした。おしまい。



※訪問日 2019.3.24

再びサンシュユの丘に

2019-03-25 19:00:00 | カメラ紀行
前回、22日は曇り空でサンシュユの黄色がどうも冴えない絵になってしまいました。
ということで24日に再度、明日香を訪れました。青空も広がり条件は整いました。さて、前回よりいい絵が撮れたでしょうか。
























※撮影日 2019.3.24

山田寺跡近くのサンシュユの丘へ(後編)

2019-03-24 18:19:05 | 花めぐり
サンシュユの丘の続きです。



遠くに見える梅が気になりました。山田寺の駐車場(?)からも撮ったのですが、ピンボケでした。



サンシュユのアップです。



スイセンも咲いていました。



この青い花はなんでしょう。




山田寺跡の方から山道を登って行くと、八釣の集落の上に出ます。八釣の集落も蠟梅の撮影で何度か訪れた所です。



その八釣の集落が見える所にもサンシュユがありました。曇り空ですが遠くには二上山もうっすらと見えていました。



八釣の集落です。いつ見ても素敵な風景です。




万葉文化館にやって来ました。



馬酔木が見頃のようでした。



コブシが咲いていました。コブシといえば「北国の春」を思い出します。(単純です。)



※訪問日 2019.3.22

※この日は曇り空だったので、せっかくの黄色いサンシュユの花が冴えない絵になってしまいました。ちょっと悔しいので、今日も再び明日香を訪れました(笑)今日は青空も見られたのですが、果たしてサンシュユの写りは‥。

山田寺跡近くのサンシュユの丘へ(前編)

2019-03-23 18:22:55 | 花めぐり
久しぶりに明日香を歩きました。今回の目的は山茱萸(サンシュユ)を撮ることです。明日香にサンシュユの丘があると知りさっそく訪れました。



明日香と書きましたが、正確にはここは桜井市になるようです。でも、すぐ横に飛鳥資料館もあるので明日香と言ってもいいのですが‥。



この日は午後から晴れるという予報だったのですが、絶望的に曇っていました。青空のもとで撮りたかったです。



民家の見える右手に山田寺跡があります。山田寺は飛鳥時代を代表する寺院の一つです。



また、この下を通る道路は「山田道」と言って古代に造られた歴史のある道路です。



この辺りが丘の頂上付近です。ほんまに低い丘です。



サンシュユがこんなに密集して咲いているのは初めて見ました。



曇り空だったので、各種レンズは車に残して16-55mmズームしか持って来なかったのですが、やっぱり失敗でした(反省)



この村も山田寺と同じような歴史があるのでしょう。



やはり、青空の下で撮りたかったですね。もう一度出直そうかな(笑)



明日香を訪れたら、よく行く柿の葉寿司の店があるのですが、その目と鼻の先にこんな場所があったなんてビックリでした。



<後編に続きます>

※訪問日 2019.3.22

瀧樹神社の雪割一華(後編)

2019-03-22 20:01:11 | 花めぐり
瀧樹神社を「たきぎじんじゃ」とお伝えしましたが、「たぎじんじゃ」が正しい神社名でした。お詫びして訂正申し上げます(笑)
さて、瀧樹神社は、新名神高速道路の甲賀土山ICから5分もかからない所にあります。旧東海道の土山宿も近くにあり、昔も今も沢山の人々が行き交う街道筋にある神社です。そんな神社に雪割一華の群生があるのですが、ひょっとしたらここが雪割一華の東限かもしれないといわれています。
そんな訳で、残念ながら東日本では雪割一華は見られないそうです。そんなことも最近知ったのですが、関東在住の信さんには是非とも見に来ていただきたいですね。



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天狗杉という立派な杉の木もありました。

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神社の裏手には野洲川が流れていますが、土手にホトケノザが咲いていました。

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今回はブログ仲間のtakayanさん・錫杖さんと一緒に雪割一華を撮影することができました。ブログ仲間と書きましたが、ブログも写真も大先輩のお二人です。きっと素晴らしい雪割一華が見られると思います。お二人のブログが待ち遠しいです。

※撮影日 2019.3.20