はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

大阪の凸凹地形をぶらり その2

2015-04-18 18:06:08 | 大阪の凸凹をぶらり
長堀通りの南側に、松屋町筋(まっちゃまちすじ)から、谷町6を通って、上町筋まで続く空堀(からほり)通り商店街があります。実は、その南側に空堀(水の張ってない堀)があったのです。
秀吉さんが大阪城を守るために築いた堀のうち、この周辺にあった南惣構堀(みなみそうがまえぼり)は、水を入れない空の堀なので、空堀と言われるようになりました。
その後、大阪冬の陣のあと、講和の条件として埋められてしまったのですが、それでも凸凹は残ったのです。

(道路も微妙な凸凹を描いています。)

(上町筋から空堀通り商店街がはじまります。)

(商店街から南側を見ると、堀に向かって凹になっていました。)

(同じく、見事な凹です。)

(この道は「熊野古道」です。10メートルだけ空堀通りを通ります。)

ところで、空堀通りも傾斜しているのです。なぜなら、松屋町筋から上町筋へは、ちょうど上町台地を上るかたちになるのです。(上町筋のあたりが、山でいうところの、頂上稜線みたいなものです。)

(松屋町筋側から見た商店街です。上っています。)

(上りでは、自転車を押して歩いていました。下りはスイスイでした。)
少し足をのばせば、まだまだ凸凹地形に出会えます。谷町筋を歩いていると、西側が急に低くなっているのが実感できます。

(谷町8丁目あたりから西を見ています。底が見えません。)

(谷町6丁目の観音坂です。)

(長堀通りから見上げる榎木大明神)

最後に、「高津原橋」の話で締めくくりましょう。この橋は、横断陸橋ではありません。もともとは両側はつながっていましたが、市電を通すために、開削して道路(長堀通り)にしたようです。つまり凸を削って凹にしたということですね。


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