やっと渓流釣りに出かけることができました。渓流釣りは、去年の9月の黒部以来です。「やっと」というのは、時間的な問題ではなく、気持ちがなかなか渓流に向かなかったということです。年齢のせいもありますが、一人で渓流に入るのが恐くなった(膝ぐらいの瀬が渡渉できなくなりました。)ということもあります。というわけで、昔からの釣り仲間のヒゲさんとの釣行です。
めざしたのは滋賀県の愛知川(えちがわ)の上流、御池川(おいけがわ)です。名神高速の八日市から、紅葉で有名な永源寺をさらに上流に行ったところにある渓流です。
はじめてアマゴを釣り上げたのがこの川でした。(30年くらい前だったかな?)それ以来、何回か通って、たくさんの美しいアマゴたちに出会うことができました。その後、水害で好ポイントが埋まったと聞いてからは、御池川から足が遠のいてしまいました。
御池川の入口にあたる、政所(まんどころ)というところで遊魚券(2千円)を購入し、上流の君ガ畑の集落をめざしました。君ガ畑の更に上流には、いい淵があり、その昔30センチ近いアマゴを釣り上げたところです。下の写真は、車を置いたあたりです。峠を越えれば三重県です。最近、このあたりで熊騒動がありましたね。
(登山届けを提出しましょうの看板 圏外です)
(このあたりに、いい淵があったと思うんですが)
こんなところでは釣りにならないので、すぐに移動です。ポイントらしきところで川に降りてみたのですが、どこもペラッとした渓相です。
(ペラッとした渓相)
やっぱり、水害でかなり埋まってしまったことが実感できました。それでも、渓流の両岸の木々は美しく、雨の後なので緑が一段と輝いていました。(天気は雨が降ったりやんだりでしたが。)
ところで、釣果はどうだったのか知りたいですよね。はい、はずかしながら0ひきでした。一生懸命に釣ったんですが。それにしてもおかしいな。もうすでに、全部釣り上げられてしまったのか、はじめからいなかったのか、腕が悪いのか、いろいろ原因が考えられますが、多分最後の理由でしょうね。
まあ、釣りはこんなことがよくありますが、自然の中で好きな釣りが出来たと思えば満足です。
(石に化けたヒゲさん)
この川のことを愛読書の『山釣りのロンド』(山と渓谷社刊)で著者の熊谷栄三郎さんは、こう書いています「君ガ畑の在所まで車で入り、数分も走れば、道はプツリと終点であった。その辺から、およそ7,8キロ間が釣り場であった。水の中をザブザブと歩き下りながら、投げやりに竿を出しているのに、竿先をひったくられるような感じで、きれいなイワナが釣れた。」と。もちろん、昭和42、3年頃の話しですが、昔はこんな感じでイワナが釣れたなんて、なんともうらやましい限りです。
そういえば、御池川によく通っていた頃、川沿いに御池小学校というモダンな建物の小学校がありました。「イワナのはねる学校」という額が掲げられていたと思います。今も建物はそのままだったのですが、廃校になっていました。(額もなくなっていました。)上流の君ガ畑にも分校があったのですが、やはり廃校でした。過疎化の流れは、ここにも確実に押し寄せていました。
めざしたのは滋賀県の愛知川(えちがわ)の上流、御池川(おいけがわ)です。名神高速の八日市から、紅葉で有名な永源寺をさらに上流に行ったところにある渓流です。
はじめてアマゴを釣り上げたのがこの川でした。(30年くらい前だったかな?)それ以来、何回か通って、たくさんの美しいアマゴたちに出会うことができました。その後、水害で好ポイントが埋まったと聞いてからは、御池川から足が遠のいてしまいました。
御池川の入口にあたる、政所(まんどころ)というところで遊魚券(2千円)を購入し、上流の君ガ畑の集落をめざしました。君ガ畑の更に上流には、いい淵があり、その昔30センチ近いアマゴを釣り上げたところです。下の写真は、車を置いたあたりです。峠を越えれば三重県です。最近、このあたりで熊騒動がありましたね。
(登山届けを提出しましょうの看板 圏外です)
(このあたりに、いい淵があったと思うんですが)
こんなところでは釣りにならないので、すぐに移動です。ポイントらしきところで川に降りてみたのですが、どこもペラッとした渓相です。
(ペラッとした渓相)
やっぱり、水害でかなり埋まってしまったことが実感できました。それでも、渓流の両岸の木々は美しく、雨の後なので緑が一段と輝いていました。(天気は雨が降ったりやんだりでしたが。)
ところで、釣果はどうだったのか知りたいですよね。はい、はずかしながら0ひきでした。一生懸命に釣ったんですが。それにしてもおかしいな。もうすでに、全部釣り上げられてしまったのか、はじめからいなかったのか、腕が悪いのか、いろいろ原因が考えられますが、多分最後の理由でしょうね。
まあ、釣りはこんなことがよくありますが、自然の中で好きな釣りが出来たと思えば満足です。
(石に化けたヒゲさん)
この川のことを愛読書の『山釣りのロンド』(山と渓谷社刊)で著者の熊谷栄三郎さんは、こう書いています「君ガ畑の在所まで車で入り、数分も走れば、道はプツリと終点であった。その辺から、およそ7,8キロ間が釣り場であった。水の中をザブザブと歩き下りながら、投げやりに竿を出しているのに、竿先をひったくられるような感じで、きれいなイワナが釣れた。」と。もちろん、昭和42、3年頃の話しですが、昔はこんな感じでイワナが釣れたなんて、なんともうらやましい限りです。
そういえば、御池川によく通っていた頃、川沿いに御池小学校というモダンな建物の小学校がありました。「イワナのはねる学校」という額が掲げられていたと思います。今も建物はそのままだったのですが、廃校になっていました。(額もなくなっていました。)上流の君ガ畑にも分校があったのですが、やはり廃校でした。過疎化の流れは、ここにも確実に押し寄せていました。