先日、美浜の福丸観光漁業さんから出船で、巨匠とチョクリへ行って来た。
福丸観光漁業さん(以下福丸さん)は、3隻体制で、いろんな釣りに出かけているが、
そのうちの1隻は息子さんの福田隆司が船長で、チョクリが一番の得意な船、
いわば、パイオニアで、チョクリでの出漁回数はここらではダントツに多い。
そんな隆司船長の船で4時過ぎに港を出て、日ノ岬の沖合へ船はゆっくりと進んだ。
「昨日の5分の1の波やわ」と笑いながら船長は言うが、船は大揺れ。
何人かのおじさんはポイントに着くまでにノックアウトされていた。
お世辞でも新しいとは言えない小型の船で、ゆっくりゆっくり、丁寧にポイントを探り、
餌の群れを探し当てるまでに結構な時間がかかったが、
何とかやってみようと言う事で、釣り開始!
でも、群れが小さいので船長は納得いっていない様子だった。
何度か流してみるが、思ったような釣果にならなかったのか、すぐに移動…、
約20分ほど走って…、やってみて…、移動…。
しばらくこんな事を繰り返しながら、船は日ノ岬沖を大きく一周まわった感じだったが、
多分、朝一番にやったポイントだと思うが、そこでついに覚醒したようで、
船長からも、「タモ入れはセルフでお願いします!」とアナウンス。
全員が竿を曲げるので、船長がいちいちタモ入れ出来る余裕なんてどこにもない。(笑)
やがてほかの船も集まってきて、賑やかになったが、
その頃には僕らの船は「もうお腹一杯!お魚要りません」状態で、
「お先で~す」と、とっとと帰港した。
ハマチなんて何本釣ったかわからないし、メジロもこれ以上釣れたら困ると言う事で、
途中からはひたすらヨコワ狙いに徹していた僕…、
船長からヨコワの釣り方を教えてもらい、これは多分、今後役に立つ時があるだろうと思う。ウシシシ…
港に帰り、片付けを終えた僕らに、潔(きよし)船長が興味深い話をしてくれた。
内容はここでは書かないけど、
チョクリのパイオニアとしてのプライドと、「難しいからこそ」の釣りである事、
安直にカゴをつけたり、取り置いたアジをつけて「のませ」に逃げず、
あえて「サビキにかかった餌で釣る」本来の釣りを貫く難しさ…、
難しい釣りでお客さんに釣らせる船頭の苦悩や、技術…、
船の動かし方、魚探の見方、ポイントの探り方、等々、本当に為になる話を聞く事が出来た。
勿論、釣りは「釣れた方が面白い」に決まっているけど、
食物連鎖を利用した、「難しい釣り」なんだから、
難しさから逃げたらアカンと思ったのであります。
決して他のチョクリの船がどうとか、言っている訳ではありません、
どの船の船長も「お客さんにお土産を持って帰らさなければ!」と粉骨砕身頑張っているのです。
ただ、釣り人がお土産をとるか、プライドをとるかと言う話なのだと思います。
僕でもお客さんの予定があって、お土産の欲しい時もありますし、
釣れなくてもいいや!ってな気分の時もあります、
だから、人それぞれ、その時々で自分が決めればいい事なんですが、
本質を知っておくのと知らないのでは大きく違うと思うのです。
話を聞いて思ったのは、
チョクリはやっぱりかっこいい釣りですね、どっぷり浸かってしまいそうです…。(爆)
福丸観光漁業さん(以下福丸さん)は、3隻体制で、いろんな釣りに出かけているが、
そのうちの1隻は息子さんの福田隆司が船長で、チョクリが一番の得意な船、
いわば、パイオニアで、チョクリでの出漁回数はここらではダントツに多い。
そんな隆司船長の船で4時過ぎに港を出て、日ノ岬の沖合へ船はゆっくりと進んだ。
「昨日の5分の1の波やわ」と笑いながら船長は言うが、船は大揺れ。
何人かのおじさんはポイントに着くまでにノックアウトされていた。
お世辞でも新しいとは言えない小型の船で、ゆっくりゆっくり、丁寧にポイントを探り、
餌の群れを探し当てるまでに結構な時間がかかったが、
何とかやってみようと言う事で、釣り開始!
でも、群れが小さいので船長は納得いっていない様子だった。
何度か流してみるが、思ったような釣果にならなかったのか、すぐに移動…、
約20分ほど走って…、やってみて…、移動…。
しばらくこんな事を繰り返しながら、船は日ノ岬沖を大きく一周まわった感じだったが、
多分、朝一番にやったポイントだと思うが、そこでついに覚醒したようで、
船長からも、「タモ入れはセルフでお願いします!」とアナウンス。
全員が竿を曲げるので、船長がいちいちタモ入れ出来る余裕なんてどこにもない。(笑)
やがてほかの船も集まってきて、賑やかになったが、
その頃には僕らの船は「もうお腹一杯!お魚要りません」状態で、
「お先で~す」と、とっとと帰港した。
ハマチなんて何本釣ったかわからないし、メジロもこれ以上釣れたら困ると言う事で、
途中からはひたすらヨコワ狙いに徹していた僕…、
船長からヨコワの釣り方を教えてもらい、これは多分、今後役に立つ時があるだろうと思う。ウシシシ…
港に帰り、片付けを終えた僕らに、潔(きよし)船長が興味深い話をしてくれた。
内容はここでは書かないけど、
チョクリのパイオニアとしてのプライドと、「難しいからこそ」の釣りである事、
安直にカゴをつけたり、取り置いたアジをつけて「のませ」に逃げず、
あえて「サビキにかかった餌で釣る」本来の釣りを貫く難しさ…、
難しい釣りでお客さんに釣らせる船頭の苦悩や、技術…、
船の動かし方、魚探の見方、ポイントの探り方、等々、本当に為になる話を聞く事が出来た。
勿論、釣りは「釣れた方が面白い」に決まっているけど、
食物連鎖を利用した、「難しい釣り」なんだから、
難しさから逃げたらアカンと思ったのであります。
決して他のチョクリの船がどうとか、言っている訳ではありません、
どの船の船長も「お客さんにお土産を持って帰らさなければ!」と粉骨砕身頑張っているのです。
ただ、釣り人がお土産をとるか、プライドをとるかと言う話なのだと思います。
僕でもお客さんの予定があって、お土産の欲しい時もありますし、
釣れなくてもいいや!ってな気分の時もあります、
だから、人それぞれ、その時々で自分が決めればいい事なんですが、
本質を知っておくのと知らないのでは大きく違うと思うのです。
話を聞いて思ったのは、
チョクリはやっぱりかっこいい釣りですね、どっぷり浸かってしまいそうです…。(爆)