今日は土曜参観で、1時間目に「スマートフォン安全教室」がありました。
NTTドコモからゲストティーチャーを招いての授業で、親である私達もとても勉強になりました。
最近、息子が私の携帯を使って友達とメールのやり取りをするようになったのですが、なかなかやめられず、注意ばかりしていたので、そろそろこういう勉強も必要だと思っていたところでした。
親の言葉より、NTTの先生から教えていただいた方が、息子も素直に聞けるのではないでしょうか。
安全教室では、インターネットでは簡単に世界中の人と繋がることが出来る反面、自分の発信した情報が悪意ある人に利用されるかもしれないことや、写真や文面から個人を特定され犯罪に巻き込まれるかもしれないことを、分かりやすいドラマ仕立ての動画を交えながら教えてくださいました。
・掲載した写真のお饅頭の包み紙からお店を特定され、その近くで待ち伏せされて顔写真からあっさり自分だと特定され、事件に巻き込まれることがあるかもしれない。
・ゲームの対戦を通じて仲良くなった女の子とデートをすることになり、待ち合わせ場所に行くと複数の男がいて、お金を巻き上げられたリすることがあるかもしれない。
・最初は仲良く情報のやりとりをしていたのに、けんかをしてから、
「言うことを聞かなければ、お前の情報をネットに流してやる。」
と、強迫されることがあるかもしれない。
インターネットは世界中と繋がっていて、当然良からぬ人もその中には存在し、嘘や悪意が混じっていることを改めて思い知らされるようでした。
安易に個人情報を載せてはいけない。
また、著作権や肖像権のお話もあり、写真を載せることも充分に注意しなければならない、と思いました。
次に、ラインを通じての短い言葉のやり取りの中で生じる誤解。
例えば、
「明日、何して遊ぶ?」との問いかけの返答に
「なんでもいい」と、答えて、
いつの間にかグループラインから外され、学校でも無視されるようになった女の子の話。
「なんでもいい」は、「どうでもいい」時の返事にも使われることに気付いた女の子が、2週間後、勇気を出して友達に話しかけ、
「みんなと一緒だったら、何して遊んでも楽しい、という意味だったの。」
と説明し、仲直りをします。
他にも「いいよ」という言葉が、イエス、ノー、どちらにも使われることなどを通して、顔を見ながらだと簡単に分かることでも、言葉だけでは誤解を招きやすいことから、送信前に読み返し、誰が読んでも伝わる文章なのかもう一度考えてみる必要があることを教えてくださいました。
最後に、スマホを使っていて、寝不足で体調が悪くなったり、勉強に集中できなくて成績が落ちたり、トラブルに巻き込まれないよう、場所、時間、ルールを、家族間、友達の間でしっかり決めて使うようにし、万が一トラブルが起こった場合は、自分だけで解決しようとせずに、必ず親や学校の先生など周りの大人に相談してください、という話でした。
いずれは、息子もスマホを持つことになるでしょう。
その時には、もう一度今日教えていただいたことを親子で再確認しながら、使わせるようにしたいと思います。
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