5月から6月にかけて、今年度最初の読み聞かせがありました。
1年生から4年生まで毎週1学年ずつ4週かけて、木曜日の朝の読書タイムを使って教室で読み聞かせをさせていただきます。
私は、今回、1年1組と4年2組の読み聞かせを担当することになりました。
1年生の読み聞かせに選んだのは、「ふしぎなかさやさん」たなか鮎子作。
7分半ぐらいのお話です。
持ち時間は10分ですが、小学生になったばかりの1年生は、読み聞かせができる状態になるまでに時間がかかります。
このクラスは、いすや机を後ろに運んで、教室の前方で体育座りをしてお話を聞いてくれたのですが、準備に時間がかかり、なかなか先生から入室OKが出ませんでした。
さて、「ふしぎなかさやさん」は、ドキドキわくわくの冒険ファンタジーです。
遊びに外に出たレミの頬に、雨粒がぽつり。
雨宿りしながら、「あめなんて、だいっきらい!」と、レミが叫んだとき、「あめ、おきらいですか?」と、声を掛けられて入ったかさやさんには一匹の黒猫が・・・。
黒猫に差し出されるまま次々とかさを開くレミ。
色とりどりのかさが映し出す様々な雨の情景は、とても綺麗です。
最後に差し出された真っ黒なかさを開くと、かさがしっぽに変わり、黒い雲に姿を変え、猫の声が響き渡りました。
黒猫は、「よるのあらしのせい」でした。
レミは、かさやのおじさんと一緒に黒猫を捕まえに行くことに・・・。
昼休みから朝の読書時間に変更になってから読み聞かせ時間が短くなってしまったので、10分未満で終わる冒険のお話を見つけたときは、ぜひこの本を読みたいと思いました。
静かに聞いてくれた1年生に、
「おもしろかった?」
と、聞いたら、
「眠かった~!」
と、まさかの声が・・・。
でも、その子が本当に眠そうで眠そうで・・・。
小学生になってまだ1ヶ月とちょっと。
朝は早いし、やることはいっぱいあるし、慣れるまで大変です。
頑張って~!
と、心の中で応援しました。
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