年末にインフルエンザに罹って以来、喉の調子が良くありません。
耳鼻科に通って、吸入してもらったり、喉の炎症を止める薬をいくつか種類を変えながら処方してもらったりしていますが、結局、日にち薬のようです。
読み聞かせの日までには声が出るようになりましたが、読み聞かせ中にだんだん声がかすれていってしまいました。
万全じゃなくて申し訳なかったです。
今回は2年生と3年生の担当で、2年生には猫と犬の絵本を読ませていただきました。
最初に読んだのは、「ネコヅメのよる」、町田尚子・作。
登場する猫ちゃんたちの表情や仕草がとてもリアルです。
「おや」「もしかして」と、猫たちが集まり、夜の集会で見上げたのは、見事な三日月ならぬネコヅメ。
猫たちがゆらゆら体を揺らしながら一斉に空を見上げている様子はたまりません。
この世界観、もしかしたらありそうだな~と、私は思いました。
もう一冊は、「おいで、フクマル」、くどうなおこ・作、ほてはまたかし・絵。
とても温かな気持ちになれるくどうなおこさんの詩が素敵。
「おーい、おいで」と、誰かに呼ばれて生まれてきた犬のフクマル。
それは誰だろうと探すのですが、おとうさん、おかあさんから、ちょうちょやスコップ、ちきゅうにおひさままで・・・。
フクマルの愛嬌ある表情と相まって、生まれてきた喜び、出会えた喜びにあふれている絵本です。
猫と犬。
子ども達は動物が好きだろうと思って、私はこの2冊を選んだのですが、読み聞かせが終わってから、二人組の男の子がやってきて、
「この子、どっちも嫌いやから、怖がってたで!」
と、こっそり教えてくれました。
「そっか~、ごめんね~。」
と、謝りましたが、本選びは難しいですね。
確かに、動物が苦手な子だっているはずです。
町田尚子さんの猫は、私には愛しくてたまらないけど、苦手な子にはちょっと怖いかもしれません。