やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

走れない

2021年11月11日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

6日、土曜日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

この日のカウンセリングは、息子が1時間、私が5分ぐらい。

 

「どうでしょうか?

調子の方は・・・。」

 

「高校を辞めると決めたので、この先の不安もあるのか、調子が悪いです。

泣きわめいたり、『ママ、どこにも行かんといて。』と、私から離れられない感じです。

 

「高校を辞めると、決められたのですね。」

 

「はい。それで、転校先を探しているのですが・・・。

本人は、『サッカーが出来るところに行きたい!』と言っていて、体力作りのために、また、走り始めたんです。

でも、走ると、色んなことが頭に浮かんで調子が悪くなってしまって、走ることが出来ないみたいです。

 

『〇〇君も、『小学生のときのサッカーチームでタイム走をしたときの苦しかったことがフラッシュバックしてしまう。』と、言っていました。」

 

「これって、簡単にはなくならないのですかね?

走るたびに調子が悪くなって・・・。

こんなんで、サッカーが出来る学校を選んでしまっていいのかな?って、気がするのですが・・・。

しかも、サッカー部のある学校は、発達障害としての特別な支援は行っていないという学校ばかりなんです。」

 

「走ることは、体を動かしたり、気持ちを切り替えたりするので、体にも心にも良いことなんです。

だから、走ることは続けてほしいと思うのですが・・・。

もしかすると、〇〇君は、走ることにもサッカーにも何か強いこだわりがあるのかもしれません。

これからカウンセリングで話を聞いていきたいと思っています。」

 

続く診察では、

「前回、『調子が悪くなる原因が分かった。』って言ったけど、分かったからといって、調子が悪くならないわけじゃなくて、調子が悪いです。」

と、息子は言っていました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

「高校を辞めると決めて、この先の不安もあってか、ものすごく調子が悪いです。

泣きわめいて、そのまま寝てしまうようなことが何回もありました。

不安が強くて、私から離れられず、『ママの赤ちゃんになりたい!』みたいなことを言うときがあります。

それに、転校先でサッカーが出来るようにと、最近走り始めたのですが、走ると、また調子が悪くなるようです。

小学生のときのサッカーチームで苦しかったことを思い出すみたいですが、これって、トラウマですか?」

 

「そうですね。

トラウマです。

不安やトラウマをなくす薬はすでに飲んでいただいているのですが・・・。

これ以上薬を増やすのは他に影響が出ないか心配なので、自然の力を借りましょう。

朝ごはんをしっかり食べて、太陽を浴びて、散歩をしてみてください。

走るんじゃなくて、まず散歩から。

バナナや牛乳、大豆など、セロトニンを増やす食べ物を多く摂るようにしてください。

あとは、カウンセリングですね。

次は2週間後にお待ちしています。」

 

今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方されました。

 

この日、特別児童扶養手当の有期再認定の診断書を書いていただくようお願いしました。