やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

初めての散髪屋

2018年02月21日 | 日記(息子・小6)

先日、息子が初めて散髪屋に行きました。

しかも、なんと一人で

 

息子は、今までずっと私が通っている美容室で散髪してもらっていました。

小さい頃は、じっとしていられない、怖がる、髪や首筋を触られるのが嫌、などなど本当に大変で、私が抱っこしたり、ビデオを見せたり、ご褒美作戦など、あれやこれやと試みながら散髪してもらっていました。

 

3年生ぐらいで落ち着いて散髪してもらえるようになったのですが、私も息子も他の所で散髪してもらうのが不安で、そのまま美容室に通わせ続けていました。

 

ところが、この日曜日、いつもの美容室の予約がいっぱいで2時以降しか予約が取れない状態なのに、息子は、

「10時!」

と、時間にこだわり、譲りません。

先週も時間にこだわり延期にした上、来週はサッカーを観に行く予定で、息子は一日に2つ予定を入れることは出来ません。

前もって予約が出来ればいいのですが、その日の調子で散髪をキャンセルするときもあって難しいところがあります。

 

ぐたぐた言う息子に、

「そんなに10時にこだわるんやったら、そこの散髪屋に行ってき~!

予約ちゃうから、空いてたらすぐしてくれるわ!!」

と、半分怒り任せに言うと、

「分かった! 行ってくる!!」

って、言うじゃありませんか!

 

「ほんまにだいじょうぶ~?

自分でどれぐらい切ってもらうか言うんやで。

ママ、付いて行けへんからな~!

それに、頭洗ったり、顔剃ったりするもするんやで~。」

 

今度は脅しにかかるも、反抗期に入った息子は、

「行ける! 一人で行ってくる!!」

と。

 

そうなると、心配で心配で仕方がない私は、

「座ったまま、鏡の下がぱかっと開いて、頭を前に下げて髪を洗ってもらうからな。」

とか、散髪屋で考えられるシーンをあれこれレクチャー。

「あんまり人待ってたり、嫌やったら帰っておいでや~。」

と言って、送り出しました。

 

目的の散髪屋はすぐ近くなので、30分と経たないうちに息子は帰ってきました。

すっきりと、男前になって!

 

「自分で、『前髪もうちょっと切って』って、言ったで~。」

「『中学生? 高校生?』って聞かれて、『小学生』って言ったらびっくりしてたわ。

『もうすぐ卒業』って、言った。」

「ポイントカードももらったで!」

一言一言が、「どうだ」と言わんばかりです。

 

でも、本当にすごいよ~。

美容室でも洗髪してもらったことがなかったのに、しっかり洗ってもらったそうです。

うぶ毛も生まれて初めて剃ってもらいました。

 

なんともあっけなくハードルを乗り越えた感じですが、いったいどれぐらいドキドキしながら過ごしたのでしょう。

傍に親がいない方が、子は育つのかもしれませんね。

 

洗髪、顔剃りこみこみで、1188円。

美容室カットの約半分のお値段です。